以前の記事で当ブログ『べちろぐ』のドメイン変更に伴うサイト複製(サイト引っ越し)作業の方法についてお送りしてまいりました。

この記事では複製方法以外にもリダイレクト処理の方法もお送りしましたが、しかしこれらの作業が完了してもまだやることがあるんですよね…。
というわけで今回は旧サイトから新サイトへの引っ越しに伴ってやっておきたい他のことについてお送りしていきます。
なお、この記事は自分の備忘録も兼ねてもいるので、それぞれの詳しすぎる方法は明記しておりません(キャプチャなどをわざわざ用意していないということです)。その点をご了承ください。
目次
サイト複製後にやっておきたいこと一覧
まずはサイト複製をしたあとにやっておきたいことを一覧で挙げておきましょう。
(2) Googleサーチコンソールへのサイト追加
(3) Googleアナリティクスへのサイト追加
(4) Googleアドセンスへのサイト追加
(5) Amazonアナリティクスへのサイト追加
(6) ASPにてサイトURLの変更またはサイト追加
これらをひとつずつ解説していきます。
(1) ドメインのSSL化
まずは新しいドメインをSSL化します。
SSL化とは、暗号化してウェブサイトから送信されたデータが盗難や改ざんされるのを防ぐこと。
ドメインをSSL化するとURLの頭の「http://~」が「https://~」になります。
私が利用させてもらっているレンタルサーバーのエックスサーバーでは独自SSL設定を無料で簡単におこなうことができます。
設定方法はエックスサーバーで紹介されています。こちらを参考に私のブログもSSLを導入します。
参考 無料独自SSL設定XSERVERなお、サイト複製の記事ではリダイレクトの方法も紹介していますが、SSL化したらリダイレクト先のURLは「https」に変更してください。(もしくはSSL化してからリダイレクト処理をしてください)
「http://~」から「https://~」へのリダイレクト処理
SSL化をしただけでは「http://~」にアクセスされると「http://~」にそのまま入れてしまいます。
そのため、「http://~」にアクセスされたら「https://~」に入ってもらうために転送処理(リダイレクト処理)が必要となります。
この方法もエックスサーバーで紹介されていますが……
参考 Webサイトの常時SSL化XSERVER方法は次のとおりです。
- エックスサーバーにアクセスしてサーバーパネルにログイン
- 「設定対象ドメイン」から対象のドメインを選択(①)→「設定する」ボタンをクリック(②)→「.htaccess編集」をクリック(③)
- 「.htaccess編集」タブをクリック
- 次のコードをコピーして入力項目に追記
- 「.htaccessを編集する(確認)」ボタンをクリック
- 「.htaccessを編集する(確定)」ボタンをクリック
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
※追記するとこのようになります。
これでリダイレクト処理は完了です。
(2) Googleサーチコンソールへのサイト追加
ドメインを新しくしたのでサイトをGoogleサーチコンソールに追加する必要があります。
これをしないとGoogle先生に見つけてもらないので「ボクはここだよ」的な気持ちを込めてサラッと追加しましょう。
追加の仕方は…
- サーチコンソールにアクセス
- 「プロパティを追加」ボタンをクリック
- プロパティ(登録するブログのURL)を入力して「追加」ボタンをクリック
- 所有権の確認画面で「別の方法」タブを選択し、「HTMLタグ」を選択
- 表示されたmetaタグをコピー
- 自分のブログのheadタグ内にコピーしたmetaタグを貼り付け
- サーチコンソールに戻って「確認」ボタンをクリック
「所有権が確認されました」と表示されたら追加完了です。
metaタグの貼り付けはご使用のWordPressテーマによってやり方が異なります。
私のブログはテーマにSANGOを使っているので、SANGOならば「外観」-「カスタマイズ」-「詳細情報」の「headタグ内にコードを挿入」の入力領域にmetaタグを貼り付けるだけでOKです。
サイトを追加しただけではまだ終わりではなく、次にサイトマップを追加する必要があります。
「ボクのサイト内はこんな感じになってるよ」と教えてあげないとGoogle先生は中までしっかり見回りに来てくれないんですね(笑)
「ボクのことをちゃんと見てよ」という気持ちを込めてサイトマップを追加しましょう。
サイトマップの追加の仕方は…
- 先ほど追加したプロパティ(サイトURL)へアクセスしてサーチコンソールの「ダッシュボード」画面に移動
- 「サイトマップの追加」ボタンをクリック
- 「サイトマップの追加/テスト」ボタンをクリック
- サイトマップのファイル名(変更をしていないのならファイル名は「sitemap.xml」が一般的)を入力して「送信」ボタンをクリック
これでサイトマップの追加完了です。
ちなみに、サーチコンソールへの追加はhttps、http、www付きのものをすべて登録しましょう。これをしないと正しいデータが取得できないんだとか。
私の場合は…
・https://bechilog.com
・http://bechilog.com
・https://www.bechilog.com
・http://www.bechilog.com
の4つになります。
サーチコンソールへの追加やサイトマップの追加はSANGOの作者さんのサイト『サルワカ』に詳しく書かれているので、「よくわからん!」という場合はこちらをご覧くださいませ。
参考 【WordPress】サイトマップ作成からSearch Console登録までの全手順サルワカ旧サイトから新サイトへ「アドレス変更」
サーチコンソールへのサイト追加が完了したら、次は同じくサーチコンソールで「アドレス変更」をおこないます。
これはサーチコンソールに対しての「旧サイトから新サイトに変更するよ」という通知になります。
そのためアドレス変更はサーチコンソールに登録している旧サイトのプロパティに対しておこないます。
やり方は次のとおりです。
- サーチコンソールにアクセス
- プロパティ一覧のなかから旧サイトのプロパティを選択
- 画面右上の歯車アイコンをクリックして「アドレス変更」を選択
- アドレス変更画面を確認
- 同画面で3の「確認方法がまだ残っていることを確認する」の「確認」ボタンをクリック
- 同画面で4の「アドレス変更のリクエストを送信する」の「送信」ボタンをクリック
※私の場合は「https://ingaooho-no-hate.com」が旧サイトのプロパティとなります。
※私の場合はすでに1と2にチェックがされていましたが、1でサイトが選択されていない場合は新サイトのURLを選んで、2の301リダイレクトの確認をしてください。
※私の場合は数秒間の確認作業が実行されチェックがされました。
※私の場合は数秒間の送信作業が実行され、以下のように「送信完了」となりました。
なお、「https://~」のプロパティでアドレス変更すると「http://~」のプロパティは何もしなくてもアドレス変更がされていましたが、「https://www~」(または「http://www~」)のプロパティはアドレス変更がされていませんでした。よって念のためこちらのアドレス変更もおこなっておくのが良さそうです。
これでアドレス変更は完了です。
(3) Googleアナリティクスへのサイト追加
次はGoogleのアクセス解析サービスであるGoogleアナリティクスへのサイトを追加します。
追加の仕方は…
- Googleアナリティクスにアクセス
- 「管理」をクリック
- 「+プロパティを追加」ボタンをクリック
- 「新しいプロパティ」画面にてサイト情報を入力
- 入力が終わったら「トラッキングIDを取得」ボタンをクリック
- scriptタグで囲まれたトラッキングコードが表示されるのでこれをコピー
- 自分のブログのhead内にコピーしたトラッキングコードを貼り付け
こちらは私が入力したサイト情報です。
※「ウェブサイトの名前」は旧サイトと区別するために「べちろぐ(新)」としました。
※「ウェブサイトのURL」は(1)にてSSL化をしたので「https://」を選びました。
※「業種」は「その他」、「レポートのタイムゾーン」は「日本」をそれぞれ選びました。
なお、トラッキング情報の入力はサーチコンソールへのサイト追加のときと同様に私のブログはSANGOを使っているので、SANGOならば「外観」-「カスタマイズ」-「サイトの基本設定」-「Google Analyticsの設定」を選んで、そこに「UA-」からはじまるトラッキングIDと「アクセス解析にgtag.jsを使う」にチェックをするだけでOKです。
これでGoogleアナリティクスへのサイト追加は完了です。
「Google広告とのリンク」や「AdSenseのリンク設定」は必要ならおこなっておきましょう。
(4) Googleアドセンスへのサイト追加
次はGoogleアドセンスへのサイト追加です。これをしないと自分のブログに広告を貼り付けることができない(広告を貼り付けても報酬にならない)ですからね。
追加の仕方は…
- Googleアドセンスにアクセス
- 「サイト」をクリック
- 「サイトを追加」ボタンをクリック
- 「あなたのサイト」にサイトURLを入力
- 画面下にあるアドセンス用のコードをコピー
- 自分のブログのhead内にコピーしたコードを貼り付け
head内へのコードの貼り付けはサーチコンソールと同じ要領でおこなってください。
ちなみにこのコードはアドセンスの『自動広告』です(自動広告で取得できるコードとまったく同じもの)。そのため、このコードをhead内に貼り付けるとブログに自動広告が表示されるようになります。
私のブログはSANGOの子テーマPORIPUを使っているので、PORIPUならば「外観」-「カスタマイズ」-「PORIPUの設定」-「PORIPU:アドセンス(自動広告)」を選んで、そこに上記のアドセンスのコードを入力するだけでOKです。
なお、私の場合は上記のサイト追加をしなくてもすでに追加されていました。サイトを複製したから、それともドメインを取得したときにサイト追加したのを忘れているのか……。
(5) Amazonアソシエイトへのサイト追加
私はAmazonアソシエイトにもサイトを追加しているので、こちらにもサイトを追加します。
アソシエイトへのサイト追加は方法は『寝ログ』さんを参考にしました。
参考 Amazonアソシエイトに、登録サイトを複数追加する方法寝ログ追加の方法は…
- Amazonアソシエイトにアクセス
- メニューの「ヘルプ」-「お問い合わせ」をクリック
- 問い合わせフォームに必要情報を入力して「送信」ボタンをクリック
アソシエイトへのサイト追加はメールにて依頼するという形式がとられています。よって私はフォームのコメント欄には次のような文を書いてサイト追加を依頼しました。
このたび、すでにアソシエイトに登録済みサイトのドメインを変更したため、このサイトの複製サイトを作成しました。
アソシエイトに登録済みのサイトから複製した新しいサイトにリダイレクト処理を施しております。
つきましては新しいサイトを追加をお願いしたいと思い、申請をさせていただきました。
以上、よろしくお願い申し上げます。
この依頼をしたのは日付が変わる直前だったのでアマゾンさんから返信メールをいただいたのは翌朝9時台でしたが、無事に承認がされました。
承認されるかをつい心配してしまいますが、旧サイトがすでに承認済みならば、よほどのことがなければ新サイトもあっさりと承認されるでしょう。
承認がされたら、届いたメールに記載されているURLにアクセスしてウェブサイトを登録してアソシエイトへの追加は完了です。
(6) 楽天アフィリエイトへのサイト追加
次は楽天アフィリエイトへのサイト追加です。
楽天アフィリエイトはAmazonアソシエイトのように依頼する必要がなく、必要情報を入力するだけで追加ができます。
追加の方法は…
- 楽天アフィリエイトにアクセス
- 右サイドバー内にある「サイト情報の登録」をクリック
- 画面右上にある「+追加登録」ボタンをクリック
- 「サイト情報の登録」画面で必要事項を入力して「保存」ボタンをクリック
これでサイト追加は完了です。簡単ですね。
(7) ASPにてサイトURLの変更またはサイトの追加
ようやく最後です。最後は登録しているASP(Affiliate Service Provider)にてサイト情報を変更するか、もしくはサイト追加をおこないます。
URLを変更するだけでOKなASPと、URLの変更はできないのでサイトを追加するASPがあります。
私が登録しているASPではアクセストレードだけサイト追加で、A8.netやafbなどのほかのASPはすべてURL変更で対応できました。
なお、それぞれのASPでの変更または追加の方法まで解説するととんでもなく長くなってしまうので、申し訳ありませんが割愛させていただきます。
おわりに
以外とやることが多かったですね。
でも何度もやればイヤでも覚えるようになるので後々で楽になっていくと良い方向に考えましょう。(このように記事にしてアウトプットするとさらによく覚えられます)
それではまた!
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