【アンガーマネジメントの4つの基本要素】40代になってようやく怒りのコントロールの仕方がわかってきた

【アンガーマネジメントの4つの基本要素】40代になってようやく怒りのコントロールの仕方がわかってきた

こちらは、ページタイトルが『沸き起こる怒りを抑え、口論を防ぐ方法』となっていますけれど、ページの見た目のタイトルは『数秒黙ることの偉大さ、知ってる?』となっているのが面白い、そんなライフハッカーの記事です。

参考 数秒黙ることの偉大さ、知ってる?ライフハッカー

ところでなぜ私がこの記事を取り上げたかというと、“怒りを抑えて口論を防ぐ”ために“数秒黙る”のは最近になって私自身も実践していることだからです。そう、最近になって(笑)

だから40代になってようやく怒りのコントロールの仕方がわかってきたとでも言いましょうか…。

ライフハッカーのこの記事、記事内では触れられていませんが『アンガーマネジメント』がテーマです。

すでにご存知の方も多いでしょうが、アンガーマネジメントとはその名のとおり「アンガー(anger=怒り)」を「マネジメント(management=管理)」すること。

しかし私としては「管理」というより、managementには「統御」「操縦」という意味もあるので、どちらかというと「怒りをコントロールすること」と表現するほうがなんとなくしっくりきます。

怒りは人間の基本的な感情です。しかし怒りはネガティブな部類に入る感情。そのため、怒りを放置しておくと人間関係にヒビが入るリスクが高まります。仕事で上司との関係、部下との関係、同僚との関係、顧客との関係、日常生活で家族との関係、友人との関係、もしくは道ですれ違うまったく関係のない人、etc…。

人間なのだから怒りの感情があるのはあたりまえ。だけど怒りの感情を安易に表に出してしまうと取り返しのつかないことになりかねないんですよね。

私には身に覚えが数えきれないほどありますけれど、あなたはいかがでしょうか?

周りの人や自分のために怒りをコントロールする。これができるようになると、職場は円満、家庭も円満、さらには考え方がポジティブに変わっていくので幸福感が確実に増します

というわけで今回は怒りのコントロールの仕方について考えてまいりましょう。

アンガーマネジメントの基本要素

世の中には、悟りでも開いているだろうか? と思うほど「まったく怒らない人」がいます。まるで菩薩様のような人。あなたの周りにもこういう方はいらっしゃいますか?

もともと怒りっぽい私は、こういったまったく怒らない人を羨ましく思っています。憧れの対象です。

でも、最近はアンガーマネジメントを意識して生活しているので以前と比べるとかなりマシになりましたが、ちょっと前までけっこう酷かった……。

今でもテンパると感情のコントロールが効かなくなって家内にイヤな思いをさせたり、自分でもイヤな気分になりますが、そこはこれから改善したいことでもあります。

とはいえ先ほども言ったように以前と比べてかなりマシになってきました。

なぜマシになってきたか。それはアンガーマネジメントの基本要素を意識するようにしているからです。(「するようにしている」と奥歯にモノが挟まったような言い方をするのは、残念ながら意識できていないときもあるからです)

私が考えるアンガーマネジメントの基本要素は次の4つです。

1. 自分が怒りっぽい要素をもっていることを自覚する
2. 自分が何に対して怒りを感じやすいのかを把握しておく
3. 怒らない自分になることを目標に立てる
4. 立てた目標を達成するために実践する

これらは基本要素です。他の要素はテクニックなので別の機会に取り上げたいと思います。ちなみに冒頭で紹介したライフハッカーの記事の内容(数秒黙ること)もテクニックの1つです。

そこでここからはアンガーマネジメントの4つの基本要素を解説していきます。

1. 自分が怒りっぽい要素をもっていることを自覚する

自覚

アンガーマネジメントのことが気になっている人には2種類が存在します。

1種類めは、自分が怒りっぽいのを自覚していてなんとかしたいと考えている人。

そしてもう1種類が自分の周りに怒りっぽい人がいて、その人になんとかしてもらいたいと思っている人。

あなたが前者の方ならば……。

おめでとうございます。あなたは意識の高い人です。ご自分の短所を自覚してそれを改善したいと思っておられる。だとしたらもう大丈夫。あなたは必ず怒りをコントロールできるようになるでしょう。

反対に、周りに怒りっぽい人がいてその人になんとかしてもらえないかなと思っている場合……。

残念ですがその方が改善する見込みは今のところは非常に薄いと言わざるをえません。なぜなら人の考えや振る舞いというものは、その人自身が「変わろう」と思わなければ決して変わることがないからです。

そういう場合はあなた自身の考えや怒りっぽい人に対する対処の仕方を変えるしか手立てがありません。そのことも機会があったらブログで記事にしたいと思います。

話が脱線してしまいましたが、自分が怒りっぽい要素をもっていることを自覚する、でしたね。

これは、怒りっぽい要素をもっている自分を受け入れるということになります。まずは「自分って怒りっぽいんだよな~」と認めることです。

ここまで読んでくれた方はそうではないでしょうが、自分が怒りっぽいことを否定していては先へは進めません。

否定するのは先ほどの後者の人の考え方です。意識が低いというか、意識にすら上っていない場合もあります。自覚が足りないのではなく自覚してないんですね。だからタチが悪い。

その上、「自分が怒りっぽいのは自分を怒らせる誰か(または社会)のせいだ! 自分は仕方なく怒ってるんだ!」と居直る人がいますが、これではいけません。

まずは本当の自分に真摯に向き合うことが大切です。

自分と向き合い認めることが、怒りっぽい自分とサヨナラして3の目標を達成することにつながるのです。

過去に原因を求める必要はない

過去

なお自分が怒りっぽいことを自覚する際は、過去を振り返る必要はありません

自分が怒りっぽいのは親のせいだ、または教師のせいだ、などと原因を追求したくなることがあるかもしれない。

しかし原因を追求したところでどうにもならないんですよね。

原因を追求するのは自分以外の誰かのせいにすることでもあります。

たしかにあなたが怒りっぽいのは誰かのせいかもしれません。(主に親のせいです。『三つ子の魂百まで』ということわざもあるくらいですから)

しかしいつまでも誰かのせいにしていると、自分を変えようという意識をもてなくなってしまいます

誰かのせいにすることは怒りの感情で自分をがんじがらめにする結果になります。

これでは本末転倒です。

だからあなたが怒りっぽいのは誰かのせいだったとしても、問題を抱えているのはその誰かではなく、自分自身だということをまずは認識しておきましょう。

2. 自分が何に対して怒りを感じやすいのかを把握しておく

書く

感情というものは何かのきっかけがあるから揺れ動くもの。

それはたった今起きたことかもしれませんし、過去を思い出したり、未来を思い描いたりしたときかもしれません。

怒りもそんな感情の一種なので、何かのきっかけによって沸き起こります。(未来を思い描いて怒ることはあまりないでしょうが、もしそうだとしたらかなり重症です)

よって自分が普段、どんなことに怒りを感じるのか、または感じやすいのかを把握しておくのがアンガーマネジメントの2番目の基本要素です。

もしできるなら、紙でも何でもいいので自分がどんなことに怒りを感じるのかをリストアップしてみるのもいいかもしれません。

そうすると「うえぇ~、自分ってこんなことでいつも怒ってたんだ。くだらねー」ってきっと思えること請け合いですから。

だとしたら自分が恥ずかしくなりますよ。穴があったら入りたくなるはずです。

こうやって書き出してみることはかなり効果があります。なぜならば、こうすることで自分のことを客観視できるから。

紙などに書き出してみることで、自分と自分のいつも考えていることを分離できるので、書き出した文字を見て冷静に考えられるのですね。

それと、書き出さないにしてもリストアップしておくことは次のような効果もあります。

以前だったら怒ってしまうようなことが次に起きたときに、ふと我に返って「ああ、自分はこういうことが起こると怒っていたんだよな」と思えるようになるのです。

こう思えると「怒ってやっかいな事態に陥るくらいならば別のもっと健全なやり方で対応したほうがいいな」とも思えるので怒りを表に出さずに済みます。

3. 怒らない自分になることを目標に立てる

目標

1の「自覚」と2の「把握」だけだと事あるごとに怒りを抑えようとガマンすることになります。

ガマンをしつづけることは身体にも良くないし、いつかいっぱいいっぱいになって怒りが爆発してしまいかねません。

だから、自覚と把握をしたら次は「目標」を立てましょう。「怒らない自分になる」という目標をです。

でも実はこの目標の立て方は間違っています。なぜなら「~しない」という否定文を使っているから。

これは『引き寄せの法則』などでよく言われることですが、否定文で目標を立てると脳は「怒らない」から「~ない」を取っ払って「怒る」のほうに着目してしまい、怒りの意識をずっと持ち続けてしまうためです。

小さな子どもに対して「お菓子を食べちゃダメだよ」と伝えればその子どもは逆にお菓子を食べたくなります。大人だって「ダイエットのために食べないようにしよう」と目標を立てると「食べる」ことが潜在意識に残ってしまうからつい食べてしまうのです。

だから否定文で目標を立てるのはやめておきましょう。

「怒らない自分でいる」ではなく、「おおらかな自分でいる」とか「泰然自若とした自分でいる」でもいいし「悟りを開く」や「仏様のようになる」でも構わないので肯定文を使うのがいいですね。

なお目標とは「ゴール(最終地点)」のことです。

目標というゴールがどこにあるのかがわからなければそこに向かいようがありません。

道に迷わないため……つまり自分が何をしたいのかを見失わないために目標は必要となるのです。

目標の立て方は説明しはじめるとまた深い話になってしまうのでこれまた別の機会に譲りたいと思います。

4. 立てた目標を達成するために実践する

行動

ここまでの3つの基本要素を知っただけでは「知識を得た」だけになります。

せっかく買った服をたんすの中にしまいっぱなしにすればその服は「たんすの肥やし」と形容されるように、知識を得ただけではそれは「脳みその肥やし」にしかなりません。

立てた目標を達成しようとするから人は変われるのです。

何も目標を絶対に達成しなければいけないと言っているのではありません。

達成しようとすれば、そのために行動や考え方を改める必要が出てきます。

しかし行動はしない、考え方を改める気もないでは達成などできるわけがありません。

ときには元に戻ってしまったかのような対応をしてしまうこともあるでしょう。

だけど間違いやミスは誰も起こすものです。

こういうことがあったときは水前寺清子が歌う『365歩のマーチ』の歌詞に「3歩進んで2歩下がる」とあるのを思い出して、そしてそのたびに反省をしてまた目標を達成するために前へ進みましょう。

よって、怒りっぽい性格を本気で直したいのならば絶対に実践をしましょう。

まとめ

ここまでアンガーマネジメントの基本要素を見てきました。

まとめると、次の4つが怒りをコントロールする上で最重要となる要素となります。

● 自覚する
● 把握する
● 目標を立てる
● 実践する

はっきり言ってしまうと、これらを意識しさえすれば他のすべての要素に応用が効かせられます。

逆に、これらを意識できていないと他の要素は単なるテクニックなので、テクニックを実践したところで一過性の効果しか得られないからすぐまた元に戻ってしまうでしょう。

そのテクニックを何のためにやるのか腑に落ちていないため「何のためにそれをやらないといけないの? 面倒だからやーめた」と潜在意識が拒絶するんでしょうね。だから元に戻ってしまう。

だからこそ自覚と把握と目標と実践がもっとも大切になってくるのです。

私は子どものころまでは、大人になるとすべての人が自分の感情を上手にコントロールできるようになるんだろうなと思っていました。

でもそうではないことは明らかです。

怒りのせいで犯罪を犯す人がいます。

犯罪ではないにしても、社会的に高い地位にいる人のなかにも感情をコントロールできないためにニュース沙汰になる人がいます。

ニュース沙汰にならないにしても、地位の高い人が地位の低い人を怒りの感情でコントロールしようとしている人もいます。

ちょっと不快なことがあっただけで怒りを表に出して周囲を辟易とさせる人もいます。

すべての多くの人が怒りをコントロールできれば今よりずっと平和な世の中になるのにと思わざるをえません。

私は40代になってようやくそのことに気がつけました。

直すのは「歳だから無理だよ」「性格だから無理だよ」などと言い訳したくはありません。

意識さえすれば改善させることができます

だからあなたも怒りをコントロールしたければまずは意識してみてください。そうすればきっとうまくいくはずです。