小さい子どもがいるので最近は何かと物入りなべっちーです。
物入りついでにこのたび、1歳くらいから使えるというジュニアシートを新しく購入しました。ジュニアシートって言うとなんだかわかりにくいですが、いわゆるチャイルドシートのことです。
今回買ったのは、TMJ(ティーエムジェイ)というメーカーから販売されている「NENNE(ネンネ)」という、1歳ごろから12歳ごろまで使える、1万円未満という安さで買えるチャイルドジュニアシートです。
このネンネは比較的安価な商品に多く見られる、車のシートベルトを使って固定するタイプのチャイルドシートです。そのため、ワンタッチで固定できるISOFIX取付のものに比べて取付方法が少しだけ難しいと思われてるみたいです。
そのため今回は、ネンネの取り付けや肩の位置の調整の仕方を写真を交えてご紹介していこうと思います。
あなたがネンネや他のシートベルト固定式のチャイルドジュニアシートの購入を検討しているならばぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
なぜ2つめのチャイルドシートを購入することになったか
わが家では新生児から使えるチャイルドシートをすでに所持しています。でもなぜまた新しいチャイルドシートを購入することになったかというと、娘が保育園に通うようになったからなんですね。
保育園に通い始めるとなると、送り迎えが必要になってきますよね。私が住んでいる群馬県は一人あたりの自動車所持率No.1の県なので、当然のことながら送り迎えには車を使います。
新生児から使えるチャイルドシートは妻の車にずっと取り付けてあります。そのため今では毎日の家と保育園の往復は妻におまかせしています。
しかし私ら夫婦の予定だとか体調の具合によっては私が代わりに娘を移動させなければいけない場面も出てくるんですね。
先日には初めて私の車で娘を保育園まで送り迎えしたのですが、そのときは妻の車に取り付けてあるチャイルドシートを私の車に付け替えて娘と移動しました。
予定がはじめからわかっていればこのようにチャイルドシートを事前に付け替えておくことができますが、今後は事前にわからない緊急の予定などが入ってしまうとチャイルドシートを付け替えることができません。
それと、チャイルドシートに付け替えって何気に重労働なんですよね。重くて大きいチャイルドシートを移動させようとすると、重いのは大したことではないんですが、お隣さんの車などに接触しそうになるので気を遣いますし。
そういうこともあって、私の車にはじめから取り付けておくためのチャイルドシートを今回新調することになったというわけです。
2台目のチャイルドシートをなぜジュニアシート「NENNE(ネンネ)」にしたか
チャイルドシートって安いのから高いのまでピンからキリまであります。
新生児から使えるわが家の1台目のチャイルドシートは、ピンかキリかというとどちらかというとキリの部類のものでしたが、2台目は、
●使用頻度がそれほど多くない
●新生児から使えるものでなくてもよい
というわけで1歳ごろから使える1万円未満の安価な商品を選ぶことにしました。
いくつか候補がある中で、はじめはこれが私の中の第一候補でした。エールベベの「クワトロST」というジュニアシートです。
べっちー
予算オーバーだけど、すでにわが家にあるチャイルドシートと同じエールベベだから信頼性は高いのではないかと思って、私はこれにしよっか? と妻に言ったんですよね。
ところが買う前に実物を見ておきたいという妻の一言で、地元にあるとあるベビー・キッズ用品店へ赴いてみました。
お店にクワトロSTがあったのですが、お店の人もいたので店員の話しを聞いてみることにしました。どうやらクワトロSTは、子どもの膝の上から押さえつけるタイプのシートなので子どもに嫌がられることが多く、子どもを乗せるときにシートベルトをわざわざその都度くくりつけなければいけないので面倒だということです。というわけで却下になりました。
実際にシートをじっくり触ってみたわけではないので、実際の使い心地がどうなのかわかりませんが、店員さんにそこまで言われるとねぇ・・・。
次の候補はこれです。ネビオの「PoPPit(ポップピット)」です。
3歳ごろから使えるジュニアシートにはもっと安いものがありますが、1歳ごろから使えるものではおそらくこのポップピットが最安です。カラーバリエーションも豊富なところが良いですね。
しかしポップピットはリクライニングができないということを知りました。
というわけでリクライニングができるし、ポップピットよりも価格が千円ほどしか違わない第三候補のTMJの「NENNE(ネンネ)」を今回は購入することにしたのでした。
検討の際は、車の後部座席がリクライニングできるかどうかもご確認ください。
1万円未満のジュニアシートはあと日本育児の「ハイバックブースターEC」という商品もあります。
クワトロSTは1万円以上なので、1万円未満で購入できる1歳ごろから使えるジュニアシートは今のところ(2018年1月)実質的に上記3種というところでしょうかね。
ジュニアシートNENNE(ネンネ)の解説
ここではTMJのジュニアシート「NENNE(ネンネ)」のちょっとした解説をしますね。
ネンネは「1~11才まで長く使える! 成長にあわせて3通りに変身!」というチャイルドジュニアシートです。
年齢や体格に応じて次の3種類のタイプに切り替えられるのがネンネの最大の特徴です。
● チャイルドシート
・体重 条件:9~18kg
・身長 目安:70~105cm
・年齢 目安:1才頃~4才頃
● ジュニアシート
・体重 条件:15~25kg
・身長 目安:95~120cm
・年齢 目安:3才頃~7才頃
● ブースターシート
・体重 条件:15~36kg
・身長 目安:95~145cm
・年齢 目安:3才頃~12才頃
その他には次の特徴があります。
- 特徴1.背もたれを約20度リクライニング調整できる
- 特徴2.ヘッドの高さを調節できる
- 特徴3.肩ベルトの長さを調節できる
- 特徴4.内張りに通気性の良いメッシュ生地を採用
- 特徴5.インナークッションと肩ベルトでお子様を優しくホールド
さらに肩ベルトの高さの調節もできますよ。
なお、重量とサイズは次のとおりです。
●重量:約4.1kg
●サイズ:幅42×奥51×高64cm
ネンネの取り付け前の注意事項
ネンネを購入したり、実際に取り付ける前には次の注意事項を守ってくださいね。
まずネンネは3点式のシートベルトのある座席にのみ取り付けることができるチャイルドシートです。3点式シートベルトは、肩部(1点目)と腰部(2点目)から伸びるシートベルトをバックル(3点目)に取り付けるシートベルトのことですね。
しかし、かなり古い車ではない限り、現在ではほとんどの車種で3点式シートベルトを採用しているので、多くの場合で心配はいらないと思います。
それと、取扱説明書には「シートベルトの長さが極端に短いものは取り付けできない」とありますが、ベルトの長さが極端に短い車種って実際にあるのでしょうか? 心配するほどのことはないと思いますが、外国車や古い車に乗っているような場合は長さ等を事に確認しておくとよいかもしれません。
ちなみに、取り付けができた私の車の後部座席のシートベルトの長さは約270cmでした。
さらに、エアバッグのある座席に装着するのはNGです。もしものときにエアバッグが作動するとチャイルドシートに乗っているお子さんを圧死させてしまう危険性があるからです。
ジュニアシートNENNE(ネンネ)の到着から開封と内容物
さてネンネが到着しました。私の場合は注文の翌日に手元に届きました。
ここからは写真を交えてネンネを車に取り付けていきましょう。
なお今回は、娘はまだ1歳なので、ネンネの3種類のタイプのうち「チャイルドシート」の状態で取り付けることにします。
まずは外箱から。高級チャイルドシートと比べると大きさはそれほどでもありません。重さもそれほどでもありません(本体重量約4.1kg)。
べっちー
ところで、チャイルドシートを取り付ける車は、車に詳しい方ならすぐおわかりになるでしょうが、写真にあるとおりのスイフト・スポーツ(ZC31S)です(2009年製)。この車はコンパクトカーなので後部座席はけっこう狭いです。
本体を箱から出してみました。
袋からも出してみました。
付属品は取扱説明書とベルトストッパーの2点です。ベルトストッパーは、本体と座席に取り付けるときに目一杯伸ばしたシートベルトが元に戻らないように固定しておくためのものです。
背もたれとブースターをドッキング
箱から出しただけのチャイルドシートは上部(背もたれ)と下部(ブースター)がベルトだけで繋がれているのでグラグラしています。そのため、本体を座席に固定する前に写真のとおり、本体の後方裏にある「引掛け部」と「受け部」をかみ合わせてください。
かみ合わせる際にはけっこう力が必要です。私の腕の力だけでは最後までかみ合いませんでした。
そのため、軽くかみ合わせた状態でキレイな地面の上に置いて、その上から体重を少しずつかけていくとうまくかみ合うと思います。
肩の高さの調節の仕方
チャイルドシートの肩ベルトは3段階の高さ調節ができます。
本体を車に取り付けてしまうと高さ調節がしにくくなってしまうので、調節をするならば座席に取り付ける前にしておきましょう。
高さ調節の際はお子さんを実際にチャイルドシートに乗せてみてどの位置にするか決めるのがもっとも手っ取り早いです。
3段階のうちどの位置にすればよいかですが、お子さんを実際にチャイルドシートに座らせてみて前から見たときに、肩のすぐ上の穴を通し穴として使用してください。
例えば、上から数えて1番目と2番目の穴だけが見えていて、3番目の穴がお子さんの肩で隠れている場合は、2番目の穴を通し穴として使用するということですね。
箱から出したときは3番目の穴が通し穴として使われています。必要ならば通し穴を次の手順のとおり変更してください。
これは最初の状態です。
チャイルドシートの裏側はこのようになっています。
最初に、向かって左側の肩腰ベルトのストラップをベルト調節金具から取り外します。(左右どちらから調節しても構いませんが、このときは左右のどちらか一方のストラップのみを取り外してください)
ベルト調節金具から取り外した肩腰ベルトをチャイルドシートの前側に引き抜きます。
肩腰ベルトを前側に引き抜くと後ろ側はこのようになります。
次に肩カバーを取り外します。上の写真の中央部にある金具によって結ばれているのが肩カバーです。
向かって左側の肩カバーを金具から取り外します。(金具から取り外せるのは向かって左側の肩カバーのみです。右側の肩カバーは金具から取り外すことはできないようになっています)
べっちー
肩カバーを左右ともチャイルドシートの前側に引き抜きます。(右側(前側から見ると左側)の肩カバーは金具が付いたままの状態で引き抜いてください)
前側に引き抜いた肩カバーを、目的の通し穴に通してください。(写真では2番目の通し穴に通しています)
肩カバーを通し穴に通したら・・・
肩カバーを金具に取り付けます。
次に、最初にチャイルドシートの前側に引き抜いていた肩腰ベルトを、肩カバーと同じ通し穴に通してチャイルドシートの後ろ側に引き抜きます。
肩腰ベルトのストラップをベルト調節金具に取り付けます。
次に反対側の肩腰ベルトをベルト調節金具から取り外します。
これまでと同じ要領で肩腰ベルトをチャイルドシートの前側に引き抜いて・・・
肩腰ベルトを肩カバーと同じ通し穴に通して・・・
肩腰ベルトをベルト調節金具に取り付けます。
これで肩の高さの調節は完了です。
チャイルドシートの車の座席への取り付け方
肩の高さの調節ができたらようやくチャイルドシートを車の座席に取り付けましょう。座席への取り付けは慣れれば肩の高さの調節よりも簡単ですよ。
べっちー
まず最初にちょっとした事前の準備をしておきましょう。チャイルドシートを取り付ける座席のシートベルトをすべて引き出してください。そうしたらシートベルトの根本の部分にて付属のベルトストッパーでシートベルトを固定します。これでシートベルトが自動的に元に戻るのを防ぐことができます。
次にチャイルドシート本体を車の座席に設置します。
ここからがチャイルドシートをシートベルトで固定する流れとなります。
まず、シートベルトの肩側の部分をチャイルドシートの肩部の隙間に通して引っ掛けておきます。
次に、シートベルトの腰側の部分をチャイルドシートの肘掛けの下の隙間に通します。
そうしたら、シートベルトの金具ごとシートベルトをチャイルドシートの背もたれにある左側(向かって右側)の隙間に前側から後ろ側に通します。
次に、本体の後ろ側に通したシートベルトを、同じくシートベルトの金具ごとチャイルドシートの背もたれの右側(向かって左側)の隙間に後ろ側から前側に通します。
ここまでできたらシートベルトを引っ張ったり、チャイルドシートと座席の隙間をなくすなどして、チャイルドシートを座席にできるだけ固定させます。
そうしたらシートベルトの金具ごとシートベルトをチャイルドシートの右側(向かって左側)の肘掛けの下から通します。
シートベルトの金具を座席のバックルに装着します。
最後にチャイルドシートの位置を整えるなどして取り付け完了です。
実際に子どもをチャイルドシートに乗せてみての感想
休日の日曜日。この日、試しに娘を新しいチャイルドシート「ネンネ」に乗せて家族でお出かけすることにしました。
そこでここからは実際に乗せてみての感想をお話しようと思います。
チャイルドシートが回転しないので少し乗せにくい
妻の車に取り付けてある新生児から使える1台目のチャイルドシートは回転式です。そのため、子どもを乗り降りさせやすいようにチャイルドシートの角度を調節することができます。
でもネンネは回転できないチャイルドシートなので、当然のことながら角度の調節ができません。そのため、乗り降りのときには乗せる人のからだが窮屈になります。
べっちー
チャイルドシートの座面が低いので車の高さが低くても乗せやすい
座面の位置が高いタイプのチャイルドシートだと、車高が高くないと乗り降りのときに子どもの頭をぶつけないように注意しなければなりません。
しかしネンネは座面が低いので、車の高さがそれほどなくても子どもの乗り降りのときに頭をぶつける心配があまりありませんね。
でもスポーツカーなど極端に車高が低い車ならやはりそれなりに頭をぶつけないように気にする必要はあるかと思います。
チャイルドシートの座面が低いので子どもの目線も低く外が見にくそう
1台目のチャイルドシートの座面が高いためか、座面の位置が低いネンネに初めて娘を乗せたときは頭の位置が低くてちょっと面食らいました。
しかしそうするとチャイルドシートの圧迫感が少なくなるので車内が広く感じますね。でも一方では娘からは外の風景が見にくそうなのでちょっと可哀想かもしれません。
でも背が高くなるにしたがって外の景色も見えていくでしょうから、最初のころはちょっとガマンしてもらうしかありませんね。
シートベルト固定式なのでグラグラする?
ネットショップでのネンネのレビューに、ネンネはシートベルト固定式のチャイルドシートなのでグラグラしてちょっと不安だという意見を見かけました。
実際に取り付けてみての感想ですが、もちろんISOFIX取付式のチャイルドシートと比べるとグラグラするのかもしれませんが許容範囲かなと思いますね。
シートベルトだけで固定しているのですから完璧にガッチリ固定させることは物理的に不可能だと思います。
肩腰ベルトが柔らかすぎるのでねじれやすい?
同じくレビューで肩腰ベルトが柔らかすぎるのでねじれやすいという意見がありました。
わが家にあるエールベベのベルトは柔らかくはありませんがねじれやすいですよ(笑
固くてもねじれるんですよね。しかも固いとねじれを直すのが難儀です。ねじれるたびに「ベルトが固いのになぜねじれるんだ?」とイライラしてきます。
柔らかいほうがねじれを直しやすいから固いよりも逆に良いのかも、なんて思っています。
チャイルドシートのバックルがうまくはまらない?
やはり同じくレビューでチャイルドシートのバックルがうまくはまらないという意見もありました。
これは肩腰ベルトの長さが短いため、バックルまで届かないという意見も含まれているのかもしれませんね。
でもベルトの長さはわが家にあるエールベベのベルトのほうが短いくらいです。だから私からすると装着しにくいというより装着しやすいです。
ベルトの長さに余裕があると、子どものすり抜けの心配がありますが、一度使ってみただけですが娘はすり抜けようとはしなかったので特に心配の必要は今のところはなさそうです。
おわりに
今回は、1歳から使えるジュニアシート、TMJの「NENNE(ネンネ)」をご紹介してきました。
2台目のチャイルドシートを購入したことによって、1台のチャイルドシートをいちいち付け替える必要がなくなったので心理的にかなり楽になりましたよ。
これで私の車でも気軽に娘と一緒に移動することができるようになりましたね。
しかもネンネは1万円未満で購入できるところもとてもありがたいです。すべてのチャイルドシートにお金をかけていたら経済的な負担がとんでもないことになりますから。
もしあなたがネンネ、または1歳から使えるジュニアシートをお求めならば、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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