小さな子供の耳は繊細です。身体が成長途中なのと同じように、子供は耳だってまだ未発達なんです。
そのため、子供に大きな音を聞かせてしまうと繊細な耳を傷つけてしまう恐れがあります。悪いときには難聴になってしまうなんて場合も・・・。
そうはならないように大人が大切なお子さんの耳を守ってあげないといけませんね。
そんなときに役に立つのが防音用のイヤーマフです。

目次
屋内会場でのライブイベントにまだ1歳の子供を何の対策もせずに連れて行ってしまった
先日、横浜アリーナにて開催されたももいろクローバーZのとあるイベントに行ってきました。
イベント自体はもちろん素晴らしかったんですが、でもちょっと困ったことが起こりました。
イベントには妻と1歳2カ月の娘と私の3人で参戦したんですね。しかし、なにぶん音楽がメインのイベントなので音が大きいんです。爆音です。
でも私はそのことをすっかり忘れていてイベントに参戦してしまったため、まだ幼い娘に可哀想なことをしてしまいました。
娘は眠かったようですが、爆音のためなかなか眠れず、まだ1歳なのに自分の手を自分の耳に当てるような仕草をして、かなり不快そうにしていたからです。
ネットでは、子供をライブコンサートなどに連れて行くのは虐待だ! とまで言っている人がいますが、そう考えると親として今回は娘にかなり酷いことをしてしまったと反省しているところです。
大きな音のするところでは防音イヤーマフを着用してあげよう
そんなときに役に立ちそうなのが防音用のイヤーマフです。
ヘッドホンみたいな形をしている防音用イヤーマフ。しかしイヤーマフは、ヘッドホンのように音楽などを聴くためのものではなく、逆に外部の音を遮るためのアイテムです。
防音用イヤーマフは工作機械や芝刈り機・草刈り機を使っているとき、またはレース観戦やスポーツ観戦、そして今回のようなライブコンサート鑑賞、ならびに周囲の音を遮断して勉強などで集中したいときに効果を発揮するんですね。
そしてイヤーマフには子供用もあって、子供の頭の大きさにも合うように小さめに作られています。
というわけで私は娘にこの子供用の防音イヤーマフを買ってあげることにしました。
アマゾンや楽天で販売されている子供用の防音イヤーマフ
子供用の防音イヤーマフはアマゾンや楽天で購入することにします。検索して候補をいくつか挙げてみました。
まずはこれ。3M社のPeltorというブランドの子供用防音イヤーマフです。
■遮音値:21dB
■重量:約180g
■推奨年齢:7歳以下
有名メーカーの品物だけあってそこそこ良い値段がします。そのため、「ちょっと高いな~、せっかく買っても子供が受け付けなかったらどうしよう」と思って見送りました。
次はこれ。私が見たときはアマゾンの防音イヤーマフ部門でベストセラーでした。AVANTEKというメーカーのイヤーマフです。
■遮音値:NNR 28dB / SNR 34dB
■重量:290g
でもこれ、「お子様にもご使用いただけます」とありますが実際は大人用です。遮音性はさっきの3Mのものに比べて優れていますが重量が100g以上も重いのでこれも見送りました。
次はMpowというメーカーのイヤーマフです。
■遮音値:22dB? 25dB?
■重量:288g
■推奨年齢:3~12歳
このイヤーマフは今回紹介するものの中でもっとも安かったです。でも重量がやっぱり重いですね。推奨年齢も3歳からなのでうちの子にはちょっとまだ早いかもということでこれも見送りました。
そしてこちらは私が今回購入したFnovaというメーカーのイヤーマフです。
■遮音値:26dB
■重量:195g
■対象年齢:1~7歳
このイヤーマフは、私が購入したときはアマゾンのベビー用耳あて部門でベストセラーでした。重量も比較的軽いし、対象年齢もぴったりだし、値段も3Mのものより半値以下でしかも遮音値もこちらのほうが優れているので、「これだ!」と思いこれにしました。
女の子用なのでピンクにしました。
そして、おまけとして紹介しますがこんな変わり種な商品も今では販売されています。
■遮音値:27dB
■重量:159g(発送重量)
■対象年齢:0~1歳
ヘッドホン型ではなくヘッドバンド型のイヤーマフです。
対象年齢は0~1歳。キッズ用ではなくベビー用ですね。0歳を対象としたイヤーマフはほとんどないのでこれは稀有な商品です。
ヘッドホン型だと赤ちゃんに装着するとズレる心配がありますが、ヘッドバンド型だとズレにくい! というコンセプトでしょうか。
イヤーマフの防音性能
ところで防音イヤーマフの防音性能ってどの程度なのでしょうか?
私が今回購入したFnovaのイヤーマフのアマゾンのページにはこのような記載があります。
参考:★イヤーマフの効果
「イヤーマフには、周囲の不快な音を遮断する効果があります。イヤーマフの効果は「遮音率(NNR)」という、周囲の音をどれくらい遮断することができるのかを表す指標で定められます。
あくまで目安となりますが、例えば「普通の声で会話(60dB)」している際、遮音率26dBのイヤーマフを着用すると、60dB-26dB=34dBとなり、イヤーマフを着用している人にとっては「小さなささやき声」のように聞こえます。」
なるほど。ということは、ライブコンサートの場合はこれの音の大きさからイヤーマフの遮音率の数値を引くと、イヤーマフをしたときの音の大きさがどのくらいになるのかわかるということですね。
調べたところ、ロックコンサートはかなり音が大きい110dBという数値だそうです。ももクロも激しい楽曲が多いのでおそらくロックコンサートと同じくらいの音の大きさになっていると思います。
これからFnovaのイヤーマフの遮音率26dBを引くと、110dB-26dB=84dBとなり、地下鉄の車内や交通量の多い道路の音と同じくらいになるようです。
それでもけっこう大きな音だとは思いますが、コンサート会場ほどの爆音レベルではなくなるので、いくらかはマシになるのではないでしょうか。
幼い子供がおとなくイヤーマフを着用してくれるか?
防音イヤーマフを着用すると、いくらか音を遮ることができることがわかりましたが、ほかにもまだ心配事があるんですよね。
それは1歳の子供がおとなしくイヤーマフを着用してくれるかどうか、という心配(笑)
なんせ、私の娘は帽子やらカチューシャやらの頭へのかぶりものの類いは大嫌いですから。
だからきっと起きているときは着けさせてくれないだろうなあと思うんですよね。そこで、寝ているところを見計らって着用するという作戦でいきたいと思います。
そのためにはライブが開演する前までに眠ってくれることを期待するんですが、実際にどうなるかはそのときになってみないとわからず、神のみぞ知るといったところでしょうか。
次回の子供とのライブ参戦までにイヤーマフを慣れさせたい
次回のライブ参戦は2018年5月を予定しています。
それまで3カ月の期間があるので、なんとかして娘がイヤーマフに慣れてくれれば・・・なんて淡い期待を抱いています。
そのとき慣れないとしても、ライブコンサート会場になんの準備もせずに無防備な状態で行くのは小さい子にはあまりにもかわいそうです。
よってあなたももし幼いお子さんとライブ会場や音が大きいところに行くときは、イヤーマフなどで守ってあげてくださいね。
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