【映画紹介】『イット・フォローズ』 恐怖は歩いてやって来る!!

イット・フォローズ

全米を震撼させたというホラー映画『イット・フォローズ』。

あのタランティーノも絶賛したとかしないとか。(褒めはしたけど絶賛までしてねーよと後で言ったとか。笑)

そんな『イット・フォローズ』、私は Hulu で鑑賞しましたがなかなか怖くておもしろかったです。その前に観た別のホラー映画がものすっごく酷い出来だったので尚更良く思えたのかも。笑

ちなみにこの『イット・フォローズ』を観ようと思ったのは、この別の映画の一般の方によるレビューを読んだらおすすめ作品としてこの映画が挙げられていたためです。

さて今回はこの映画の感想をお話してみたいと思います。ちなみにネタバレしてしまうと、観てみたいという気がなくなってしまうでしょうから今回はネタバレ無しでいきたいと思いますよ。

『イット・フォローズ』の概要

『イット・フォローズ』は2014年のアメリカ映画です。

監督はデヴィッド・ロバート・ミッチェルという人。アメリカの雑誌で「商業的な成功を収める可能性がある10人の有望な映画監督」のうちの一人に選ばれました。

期待されてるけどこの『イット・フォローズ』以降まだ新作をつくってねーじゃねーかと。本当に商業的な成功を収められそう? でも大丈夫、アンドリュー・ガーフィールド主演の近々公開される犯罪スリラー映画『Under the Silver Lake』で脚本・監督を担当するそうです。

『イット・フォローズは』は制作費が200万ドルでしたが興行収入が2,000万ドルなのでそれなりにヒットしたようですね。

主演はマイカ・モンロー。後年、『インデペンデンス・デイ』の続編で日本でも公開された『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』にも出演したアゴが長めのかわいい若手の女優さんです。

マイカ・モンローはこの映画では下着姿で登場するシーンがあってお腹周りがたくましいな、なんて思っていたら、彼女はカイトボーディングというスポーツのプロ選手でもあると知ってなるほどと思いました。

たくましい体を披露するためか、下着姿にはなるわ水着姿になるわでサービス旺盛です。

『イット・フォローズ』の評価

『イット・フォローズ』はアメリカのもっとも有名な映画批評サイト「Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)」のレビューで総合点8.1点/10点、97%フレッシュ(フレッシュとは満足度のこと)を獲得し、なかなの高評価です。

一方日本では Yahoo!映画のレビューで3.1点/5点とあまり高くありませんね。レビュー内容をザッと読んでみると、結末がすっきりしないとか、何が原因でこういうことが起こったのかがわからないという方が低評価をしているようです。

たしかにわからないことだらけですが、ホラー映画にそれを求めてしまうと『バイオハザード』みたいになっちゃうので、この映画に関しては私自身は理屈よりも情緒の部分で高い評価をしています。

『イット・フォローズ』のあらすじ

さて『イット・フォローズ』のあらすじをご紹介しましょう。

ある日のこと、一人の若い女性が家から飛び出てくる。着ている服は下着に近い部屋着なので外出するようにはとても見えない。彼女は何かに怯えているようで走って逃げながら何かを気にしている様子だ。彼女の様子を心配する父からの呼びかけにもまともに反応しないほど恐怖にかられている彼女は、取るものもとりあえず車で急いでその場を後にするのであった。しかし彼女は、電話で父と泣きながら話したあとに無残な姿で殺されてしまう・・・。

主人公ジェイ(マイカ・モンロー)は好意を寄せている男性ヒューと映画を観に行くが、上映開始の直前に「気分が悪い」と言うヒューに促されて映画館を出る。映画館ではジェイには見えていない人を気にしていた様子のヒューであったが、ジェイには「気分が悪くなっただけだ」と言うだけで車でその場を後にする2人であった。レストランで楽しく食事をしたあとに車の中で男女の仲になるジェイとマシュー。ところが行為の後、自らの思いを独り言のように語るジェイの背後からマシューが近づき、ジェイは薬によって眠らされてしまうのであった・・・。

数時間後に目覚めたジェイは、廃墟の中でマシューの手で車椅子に下着姿のまま縛り付けられていた。目覚めたジェイに気づいたマシューはジェイに謝りつつもこんなことを言い出した。

「信じられないだろうけどこれからする話を忘れるな。あるモノがつけてくる。俺が感染した “それ” をさっき車の中で君に移した。それは時には知人に、時には他人に姿を変える。変幻自在だ。いろんな人間に見えるが実体は1つだ。時には君を傷つけるために愛する人に姿を変えることも」

ここまで語ったところでマシューはあるモノを発見する。それはこちらに歩いて近づいてくる一人の人間だった。それを車椅子にくくりつけられたままのジェイに無理やり見せるマシュー。ジェイは震える声で「誰なの?」。近づいてきたその人間をよく見ると、それはなぜか全裸の女だった。マシューはさらにジェイに語る。

「なるべく早く誰かと寝て相手に感染させろ。君が殺されると俺に戻ってくる」

廃墟内に侵入して、不気味に近づいてくる全裸の女。

マシュー「これが現実だと知ってほしいんだ」

全裸の女はマシューを無視し、ジェイだけをめがけて何も言わずに迫ってくる。

マシュー「常に逃げ道を確保しろ。動きは鈍いが頭はいい」

この後、マシューの運転する車に乗せられたジェイは自宅の前で解放される。マシューは「逃げ切れよ」と言ってその場を後にしたのであった。

このように、性行為によって “何か” を感染させられたジェイは、このときから “それ” による数々の恐怖に襲われて、死の危険と対峙することになるのでした。

ちなみにこちらが『イット・フォローズ』の予告編動画です。


恐怖のルールの設定がおもしろくて怖い

ジェイが感染させられた “それ” には恐怖のルールが存在します。

  • 性行為によって感染する
  • 感染者にしか “それ” は見えない(他人に感染させた後でも見える)
  • “それ” はゆっくりと歩いて近づいてくる(走ったり乗り物に乗ったりはしない)
  • “それ” に捕まると必ず死ぬ
  • “それ” の実体は一つであるがさまざまな人の姿であらわれる
  • 性行為によって “それ” を他人に感染させることができる
  • “それ” のターゲットはもっとも新しく感染した人である
  • “それ” によって殺されると、“それ” のターゲットは殺された人に感染させた人に戻る。その人も殺されるとその人に感染させた人に戻って古いほうへ遡っていく

この “それ” をどのように回避していくかが見どころです。とはいっても感染した本人にしたみたら、最初は半信半疑だったけど、実際に恐ろしい “それ” が迫ってくるので冷静でいられるはずがありません。もう終始ガクブル状態

そんないつやって来るともわからない “それ” が歩いて近づいてくる描写がとっても怖いです。特にジェイに近づく2番目の形態の “それ” がもっとも怖かったです。あんなところで・・。しかもスローモーションになるし・・。

このシーンを観て私は、『シャイニング』というキューブリック監督の映画を思い出しました。主人公がホテルの “いわくつき” の部屋に入ったところ、バスルームからいるはずのない全裸の若い女性がにじり寄ってきて、直後にその女は老婆になってアーハッハ! と高笑いしてさらににじり寄ってくるとっても恐ろしいシーンを思い出しちゃいました。

映像とBGMが良い

さて、スタントマンやCGを必要としない映画なので派手さはありませんが、色合いだとかカメラの角度だとかが美しくて芸術性に優れています。

廃墟のシーンとか、夜に停車した車にあたる照明の具合だとか、スラム街の殺伐とした家々の感じとか、全体的に硬質な感じがしているところが私の好みです。

そんなところから “それ” が歩み寄ってくるのでそりゃもう怖いです。映画を観てるほうも “それ” がどこかにいるのではないかと、途中から画面を隈なく探し始めることでしょう。

それとBGMが良いですね。ホラー映画にはおっかないBGMがつきものですが、この映画のBGMもキリキリカリカリゾワゾワと心臓の鼓動に呼応するような、人の不安を助長させるものばかりでグッドです。

考察の余地が残されている終わり方

この映画の評価のところでも触れましたが、最後は結局どうなるのかわからない終わり方をするので、人によっては不満を抱くかもしれません。

しかし「ここはこういうことなのかも」と考察の余地が残されるってことなので、いろいろと考察したい方にはぜひおすすめです。

終わりに

というわけで今回はホラー映画『イット・フォローズ』のネタバレ無しの紹介をしてまいりました。

『イット・フォローズ』は 興味のある方はぜひ、Hulu の下記の公式サイトにて詳細をチェックしてみてくださいね。ちなみにこの映画は15+なのでご注意を。

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