「基礎代謝を上げるためには筋トレをしろ」ってよく言われるけどそもそもなんで?【ダイエット】

「基礎代謝を上げるためには筋トレをしろ」ってよく言われるけどそもそもなんで?【ダイエット】

「ダイエットしたい!」

と思うとどこからともなくこんな声がよく聞こえてきます。

ダイエット先生

基礎代謝を上げよう!

「耳にタコだよ」

それじゃあ、

「基礎代謝を上げるにはどうしたらいいの?」

と思うとまたもはどこからともなくこんな声が聞こえてきます。

ダイエット先生

基礎代謝を上げたいなら筋トレするのがいいよ!

「うんなんとなく知ってる」

でもふとこうも思います。

「なぜ基礎代謝を上げるには筋トレ筋トレってバ◯のひとつおぼえみたいに言われるんだろう?」

って。

というわけで今回は、なぜ基礎代謝をアップさせるためには筋トレをしないといけないのかについてお話していきます。

基礎代謝ってそもそもいったい何?

『基礎代謝を上げるために筋トレする』

の前に、そもそも基礎代謝っていったい何なのか、あなたはご存知でしょうか?

基礎代謝について詳しく知っておかないと、なぜ基礎代謝を上げるには筋トレをしなければいけないのかを理解しきれません。

だからまずは基礎代謝について学んでみましょう。

ところで蒸気機関車は、石炭等の燃料を燃やし続けないと走り続けることができません。

燃料を燃焼させることによって発生させた蒸気が動力源となるからです。

蒸気機関車の火室で燃焼

これと同じように人間のカラダも燃焼され続けています

それは睡眠中も例外ではありません。睡眠中も燃焼しつづけています。

もしもカラダの燃焼がまったくのゼロだとしたら……。

代謝には、

『生体内で、物質が次々と化学的に変化して入れ替わること、また、それに伴ってエネルギーが出入りすること。』

という意味がありますが、人間のカラダでも代謝がおこなわれています。

人間などの哺乳類は、生きていくために細胞分裂を繰り返したり、内臓を動かしたり、体温を維持していく必要があります。

このような生命維持のために、私たちがわざわざ意識しなくても自動的におこなわれている代謝のことを基礎代謝というのですね。

基礎代謝に大きな影響を及ぼす臓器・組織はどれ?

基礎代謝は、臓器や組織によって代謝されるエネルギー量が異なります

厚生労働省のサイトで公開されている『表2: ヒトの臓器・組織における安静時代謝量』を参照してみると、臓器や組織がどのくらいのエネルギーを代謝しているのがわかります。

参考 加齢とエネルギー代謝厚生労働省 e-ヘルスネット

1日1kgあたりのエネルギー代謝量(kcal/kg/日)を順位付けしてみると次のようになります(体重70kgの人の場合)。

1日における1kgあたりのエネルギー代謝量(kcal/kg/日)の順位
1位 心臓(440kcal)
1位 腎臓(440kcal)
3位 脳(240kcal)
4位 肝臓(200kcal)
5位 骨格筋(13kcal)
6位 脂肪組織(4.5kcal)
7位 その他(ぜんぶで12kcal)

心臓、腎臓、脳、肝臓がかなり多くのエネルギーを代謝していることがわかりますね。

それにひきかえ骨格筋(筋肉のこと)は13kcalなので心臓などと比較するとエネルギー代謝量が少ないように感じてしまいます。

しかしこれ、勘の良い方ならすでにお気づきでしょうが、1kgあたりのエネルギー代謝量の順位です。

骨格筋や脂肪組織と比べて心臓や腎臓などの内臓組織は重量がたかが知れています。体重70kgの人の骨格筋が28.0kgだとすると心臓はたったの0.3kg(300g)しかありません。

そうすると、臓器や組織の全重量あたりの1日のエネルギー代謝量(kcal/日)で改めて順位付けすると今度は次のようになります。

1日における全重量あたりのエネルギー代謝量(kcal/日)の順位
1位 骨格筋(370kcal)(重量28.0kg)
2位 肝臓(360kcal)(重量1.8kg)
3位 脳(340kcal)(重量1.4kg)
4位 心臓(145kcal)(重量0.3kg)
5位 腎臓(137kcal)(重量0.3kg)
6位 脂肪組織(70kcal)(重量15kg)
7位 その他(ぜんぶで277kcal)(重量23.2kg)

骨格筋は内臓組織よりも重量がかなり多いため1位に躍り出ましたね。

これはつまり、筋肉が基礎代謝の中で大きな比率を占めており(22%)、筋肉量を増やせば増やすほど基礎代謝量が多くなることをあらわしています。

でもこれは逆に、筋肉量が少なくなると基礎代謝量も少なくなるとでも…。

体脂肪も基礎代謝に一応貢献している

ちなみに、上記の順位表を改めて見ると、脂肪組織も基礎代謝に貢献していることがわかります。

しかし脂肪組織は骨格筋と比べて1kgあたりのエネルギー代謝量が3分の1ほどしかありません。つまり基礎代謝への貢献度も同程度ってこと。

脂肪を3倍増やして筋肉と同等の基礎代謝量となります。だけど脂肪を3倍増やすのは到底おすすめできません。

言われなくてもおわかりでしょうが、脂肪を3倍増やしたところで体型は崩れるだけだし、生活習慣病のリスクも高くなるから。

だから賢明なあなたは間違っても、

「基礎代謝を上げるために脂肪を増やそう」

などとは思わないようにしてください。

基礎代謝アップで頼れるのは筋肉だけ!

基礎代謝アップで頼れるのは筋肉だけ

基礎代謝を上げるために内臓器官のパフォーマンスを上げるのは非現実的な話です。

そもそも内臓器官のパフォーマンスをどうやって上げればいいのかわからないし、パフォーマンスを上げていいのかどうかもよくわかりません。

補足説明
※内臓も「内臓筋」と呼ばれる筋肉なので、心臓などは筋肉として鍛えることが可能です。

そうなると基礎代謝を上げるために目をつけられるのは……筋肉しかありませんよね。

「基礎代謝を上げるのに内臓には頼れない。脂肪に頼るなど言語道断な自殺行為。だから筋肉よ、ワシが頼れるのはお主だけなのだ…」

ってことになります。

つまり、あなたが王様や女王様だとしたら、筋肉はあなたのカラダにとっての勇者なわけです。

でもそんな勇者・筋肉が「えっ、俺?」みたいな顔をしてやせ細って弱々しかったとしたら…。

「ええい、筋肉もダメならば、いったい誰に頼ればいいのだ!」

ってことになります。

でも頼れるのはやはり筋肉だけ。

筋肉がもしもやせ細っていて弱々しかったら…。

そのときはあなたが自分のカラダに発破をかけて、筋肉を鍛え直してあげるしか手立てがないのです。

あなたは王様・女王様であるとともに、あなたの筋肉の師匠(コーチ)となるしかないのです。

だから筋肉を鍛え直すには…。ご明察。筋トレです。

おわりに

ダイエット先生

基礎代謝を上げるためには筋トレが必要ってことがよくわかったかな!

ここまでで基礎代謝に大きな影響を及ぼすのは筋肉ということがおわかりいただけたと思います。

筋肉が基礎代謝に大きな影響を及ぼすから、筋肉量が多くなると基礎代謝量も多くなります。そうすると体脂肪も燃えやすくなるんですね。

筋肉量が多くなると体脂肪が燃える…。

そうするとカラダが引き締まりますね、必然的に。スタイルが良くなります

体脂肪が減少するので、生活習慣病のリスクも低減します。

スタイルも良くなって健康維持もできる。

一石二鳥ですね。最高じゃないですか。

というわけで、基礎代謝と筋肉の関係を学べたところで、Let’s 筋トレ! と参りましょう。