あなたは待つのが好きでしょうか? それとも嫌いでしょうか?
好きまではいかないけれど苦にはならないよと言う方もいるかもしれませんね。
しかし私は待つのが大ッキライです。
なぜ嫌いかというと待つのは疲れるからです。それとストレスも溜まるからです。
「待ちくたびれる」という言葉があるとおり、待つことは疲労の原因になってしまいます。
しかし待つことはなぜ疲労の原因となってしまうのでしょうか。
そこで今回は、待つとなぜ疲れてしまうのかを自分なりに考えてみたので、これについてお話していこうと思います。
待ちくたびれてしまう3つの理由
さっそくですが、疲れてしまう理由を3つほど挙げてみました。
2.待つことに意味を見いだせないから
3.時間が長いから
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
【理由1】どのくらいの時間を待てばいいのか予想がつかないから
待ちくたびれてしまう理由の1つめは “どのくらいの時間を待てばいいのか予想がつかないから” です。
私はどちらかというと事前に予想をたてて計画どおりに事を運びたがる人間です。
しかし、場合によっては予想をたてるのが困難な場合があります。
つい最近の私の待ちぼうけ体験
近々、友人の結婚式と披露宴がありましてこちらに私と妻の2人が招待されています。これに伴って妻が髪にパーマを当て直したいと言い出しました。
でもわが家にはもうすぐ1歳になろうとする娘がいます。妻だけで出かけるとパーマ中は娘のめんどうを見てくれる人がいなくなってしまうため、私も妻の美容室に付き添いに行きました。
私はパーマってしたことがないため、1時間くらいで終わるんだろうなんて高をくくっていました。
その間に美容室のたまたますぐ近くにあったベビー用品店に娘と一緒に行って店内を長らくウロウロとしていたんですね。1時間くらいここで時間を潰そうと思って。
ベビー用品店ではおもに商品を眺めているだけで、ほかには目的がなかったのでやたらと時間が長く感じました。
それでもようやく1時間ほど経ったので美容室へ戻りましたがまだ途中!
べっちー
その後改めて娘を散歩に連れて行き(私の抱っこで)、その間に眠ってくれたので美容室に戻って椅子に座って待っていたら自分も眠くなったので座りながら寝たりしてさらに1時間が経過してようやくパーマが完了しました。
パーマ開始から終了まで約2時間がかかりました。パーマの時間がそんなにかかることを知らない私が悪いんですけどね。
しかし良いか悪いかは別にして、“どのくらいの時間を待てばいいのか予想がつかない” ことは疲労感に繋がりますね。
途中で眠くなったのは疲労を感じていたからだと思います。
目的のないことをしていると時間が長く感じる
たとえば、あなたは病院の待合室で長時間待たされた経験をしたことはあるでしょうか。
私の父は大病を経験したので地元の総合病院にて診療を受けようとしたら2~3時間も待たされたなんて言っていたことがありました。
はじめから待ち時間は2時間なら2時間とだいたいでいいのでわかっていればまだいいのですが、予告もなく長々と待たされるのはしんどいものがありますよね。
それと、さきほどもベビー用品店でのところで少し触れましたが、人って “目的のないことをしていると時間が長く感じる” ものです。
そうすると、待たせているほうは大した時間が経っていないように感じるけれど、待たされているほうはものすごい時間がかかっているように感じるので、待たされるほうはストレスもより強く感じるので疲労感も増すのではないかと思います。
【理由2】待つことに意味を見いだせないから
待ちくたびれてしまう理由の2つめは “待つことに意味を見いだせないから” です。
私はどちらかというと合理主義者なので、無駄を排除して効率を求めたいタイプの人間です。
しかしこの目的を達せられないことによく出くわします。
それが待つときです。
頻繁に起こる私の待ちぼうけ体験
先日も妻の買い物に付き合っているときにこれを感じました。
妻の買い物はとても長い時間がかかります。世の女性たちの多くは買い物に時間がかかる傾向があるかもしれませんが、私の妻もご多分に漏れず時間がかかるのです。
かといって私だって買い物に時間がかかることはあります。とくに高額な商品を買おうと思っているときなどは。
高額な商品を買おうと思っているときは「失敗したくない」という気持ちが強く働くので、さまざまな商品を比較したりして熟考します。そうすると私だって時間がかかります。
ところが妻の場合はそうではないんですね。
先日なんて100円ショップでの買い物にもかかわらず、商品の一つひとつを熟考して買おうか買うまいか悩んでいるのです。
スーパーマーケットでも食材の一つひとつを手にとって、中には成分にまで目を通して熟考しています。
100円ショップではもうすぐ1歳になる娘が保育園に上がるため必要なものが多くあるからだとか、スーパーでは娘に安全なものを食べさせたいからよく確認しているのだという言い分はとてもよくわかります。
しかし私からすると「高額商品というわけでもないし大した違いなんかないんだからとっとと決断しようよ」と思ってしまうんですよね。
長い行列に価値が見いだせない
東京ディズニーランドなどの人気アミューズメントパークではアトラクション施設に長い時間並ぶのがあたりまえですよね。
長いときには2時間、3時間・・・混雑期はもっと長い時間を行列に並ばなければならないときもあります。
しかし世の中にはこの長い長い行列にも価値を見いだせる人がいます。
「長い待ち時間の先には楽しいアトラクション体験が待っている」とか「長い待ち時間の間にも周りの雰囲気を楽しんでいる」などと思える人ですね。
しかし私は申し訳ないけどそのようには思えません。「数時間並んだってアトラクションなんて数分で終わっちゃうんでしょ」と思っちゃうんです。
合理主義者の私からすると「合理的でないなぁ、なんの意味があるんだろう」と思っちゃうです。
そしてとにかく疲れるのです。
【理由3】時間が長いから
そして、待ちくたびれてしまう理由の最後は “とにかく時間が長いから” です。
待っている時間が長ければ長いほどカラダへ疲労が蓄積されてしまうのは当然ですよね。
そしてさらに、【理由1】でもお話したように、予想がつかないと待ち時間を長く感じてしまうこともさらなる疲労感に繋がってしまいます。ストレスも溜まりますしね。
そして待ち時間が長引くと【理由2】のように意味が見いだせなくなって肉体的にも精神的にもやはり疲れてきます。
しかし肉体的にはこちらでもお話した内容でずいぶんと楽になっています。でも時間がかかればどうやったって疲れますね。

キレる人にならないために
先にお話した妻のパーマと100円ショップでの買い物とスーパーマーケットでの買い物は、実は1日のうちにすべてあったことでした。そのためとっても疲れてしまいました。
しかし、待つことにいちいち疲れたりストレスを感じているようでは将来がちょっと不安かもしれません。
最近ではキレやすいお年寄りが増えていて、こちらの記事でも長い時間を待たされることもキレる原因の一つとして挙げられていますね。
合理主義で効率よく計画どおりにするのは確かに気持ちがいいのですが、反面、これがうまくいかないと疲労感やストレスに繋がってしまいます。
しかもこのときに湧き上がった負の感情をコントロールしきれないと “キレる” という結果に繋がってしまうので社会的にもうまくありません。
私も妻や行列がどうこうなどと周囲の状況を変えようとするのではなく、自分のマインドを変えたほうがいいと思うようになりました。
疲れやすくキレる人にならないために、私たちは待つことに対してもうちょっと寛大になる必要があるのかもしれませんね。
コメントを残す