エックスサーバーにドメインだけ異なるWordPressの複製(コピー)サイトを作成して引っ越しする方法

エックスサーバーにドメインだけ異なるWordPressの複製(コピー)サイトを作成して引っ越しする方法

当ブログ『べちろぐ』はこのたびドメインを変更しました。

なぜドメインを変更したかというと、旧ドメイン名である「ingaooho-no-hate.com」だとちょっと問題があると思ったからです。

旧ドメインはこのブログの以前のタイトル『インガオーホーの果て』をローマ字表記したもの。

ドメインを取得したときにはまったく気にしていませんでしたが、ツイッターのフォロワーさんに「hate=ヘイト・嫌い」と指摘を受けて以来気になっちゃって気になっちゃって。

いつまでもモヤモヤするのはイヤだし、ドメインを変更するなら早いほうがいいし、それに経験すればこのように記事のネタにもなるし、ということで思い切ってドメインを変更することにしたんです。

というわけで今回は記事タイトルのとおり、エックスサーバーにドメインだけ異なるWordPressの複製(コピー)サイトを作成する……つまりサイトの引っ越しをする方法をお伝えしていきます。

ドメインを安易に変更するとSEOの評価がゼロになる

ウェブサイトやブログ(ここからは「サイト」で統一します)のドメインを変更するといっても、他の設定のようにドメインだけをサラッと書き換えるというわけにはいきません。

それに、仮にそれができたとしてもドメインだけ書き換えるのはやめておいたほうがいいですね。

なぜならドメインを安易に変更してしまうとSEOの評価がゼロになってしまうから。

サイトというものはインターネットに公開されると日を追うごとに検索エンジンに評価されていきます。

「信頼に足るサイトだ」とGoogle先生にだんだんと評価されることによって、あなたが検索したキーワードによってサイトが検索一覧に表示され、あなたが特定のサイトに訪れることができるんですね。

ドメインは、そんなSEOの評価と密接に関わっています

よってドメインを新しいものに変更すると、これまでせっかく積み上げてきた評価が振り出しに戻ってしまうのです。

SEOの評価をゼロにしないためにサイトを複製してリダイレクト処理を施す

ドメイン変更はそれくらいショッキングな出来事。

だから安直なドメイン変更はしないようにしてください。

でもそうすると「それならばドメインはどうやって変更すればいいの?」ということになりますよね。

そこでSEOの評価をゼロにせずにドメインを変更するために次の方法をとることにします。

1. サイトの複製を作成
2. 旧サイトから新サイトに切り替えられるようにリダイレクト処理を施す

つまり、まるっきり同じサイトをもう1つ作成して同じサイトを2つ運営していくのです。

「え〜面倒くさい」なんて言わないように。この手間を惜しむとSEOの評価がまっ逆さまだとよく覚えておきましょう。

ただし、複製したあとに記事を追加するのは新サイトに対してのみとなります。

旧サイトは基本的にはほったらかしです。

しかし、ほったらかしにしたままにしていると旧サイトに訪れてくれる人までほったらかしになってしまう…。

よって、このユーザーのほったらかしを解消するためにリダイレクトという処理を行います。

リダイレクトとは……

リダイレクトとは、WEBページに訪れたユーザに別のURLを自動的に見せるためのしくみです。

参考 リダイレクトとは?リダイレクトの種類と設定方法SEO研究所サクラサクラボ

あなたも過去にどこかでリダイレクトにより別サイトに飛ばされた経験がきっとあるはず。

このリダイレクト処理を旧サイトに施してやろうというわけです。

サイトを複製しよう

というわけでまずはサイトの複製(コピー)からやっていきましょう。

私のブログはWordPressを使って運営しています。

そしてWordPressはレンタルサーバーのエックスサーバーで運営しています。

だから私の希望は次のとおり。

● 複製サイトを同じくWordPressで作成
● 作成したサイトを同じくエックスサーバーで運営[

よってここからはこれらの方法の解説をしていきます。

新しいドメインを持っていないのなら新規取得する

サイトの引っ越しをするつもりなのに手持ちのドメインを持っていない…。

まさかそんな方はいらっしゃらないとは思いますが、もしドメインを持っていないのなら私おすすめのムームードメインで新規取得をしておきましょう。

年間920円(税抜)からの格安ドメイン取得サービス─ムームードメイン─

WordPreesのプラグイン「Duplicator」を使ってサイトの複製用ファイルを作成

サイトの複製はWordPressのプラグイン「Duplicator」が便利なので今回はこれを使います。

Duplicatorを使ったサイト複製作業の流れは以下のとおりです。

(1) Duplicatorでサイトの複製ファイルを作成してダウンロード
(2) データベース情報をメモしておく
(3) wp-config.phpを削除
(4) 複製ファイルをエックスサーバーにアップロード
(5) 複製ファイルを展開(解凍)
(6) 複製ファイルをエックスサーバーから削除
(7) データベース情報を入力して複製完了

それでは一つずつ作業をしていきましょう。

(1) Duplicatorでサイトの複製ファイルを作成してダウンロード

まずは複製元のサイトのWordPressの管理画面にログインします。

その次にDuplicatorプラグインをインストールして有効化します。

※プラグインのインストールと有効化の方法は割愛します。

そうすると、WordPress管理画面のメニュー直下に「Duplicator」という項目が追加されるので、「Duplicator」-「Packages」を選択します。

そのまま画面右上の「Create Now」ボタンをクリック

次の画面でも何もせずに右下にある「Next」ボタンをクリック。([Name]の変更が可能ですが特に変更の必要はありません)

複製の作成が可能かどうかのスキャン作業がおこなわれます。

その結果がこちら。

私のサイトの場合はGoodが5つ、Noticeが2つという結果でした。

サイトの保存データ容量が大きかったり、他に何らかのトラブルがあるとエラー通知がされるようです。

保存済みの画像ファイルなどを削除してから出直すこともできますが、このままでも続行可能なようなので、「Yes. Continue with ~」にチェックを入れて、「Build」ボタンをクリックします。

これでサイトの複製ファイルが作成されます。サイトのサイズによってそれなりに時間がかかります。

複製ファイルが作成されました。「Installer」ボタンと「Archive」ボタンをクリックして次の2つのファイルをそれぞれPCにダウンロードしましょう。

installer.php(展開用ファイル)
複製ファイル本体(.zip形式)

(2) データベース情報をメモしておく

次は(6)でおこなう入力のためのデータベース情報をメモしておく作業です。

正しい情報を入力しないとデータベースとの紐付けに失敗するので後で大変なことになります。

補足
その前に、エックスサーバーにまだ複製先となるドメインの登録がまだなら先にこれをしておきましょう。
エックスサーバーの「サーバーパネル」にログインして、「ドメイン設定」-「ドメイン設定の追加」にてドメインを追加してください。

補足
さらに、エックスサーバーに追加したドメインに対してWordPressをまだインストールしていない場合はこれもしておきましょう。
エックスサーバーの「サーバーパネル」にログインして、設定対象ドメインにて複製先のドメインを指定して(①)「設定する」ボタンをクリック(②)してから、「WordPress簡単インストール」をクリックし(③)「WordPressのインストール」からWordPressをインストールしてください。

まず、エックスサーバーの「ファイルマネージャ」にログインをします。

ファイル一覧が表示されるので、この中にある複製先で使うドメインをクリックします。私の場合は「bechilog.com」が複製先のドメインです。

一つ奥のディレクトリに進んだら次は「public_html」をクリック

「public_html」内に入りました。

そうしたらこの中にある「wp-config.php」内に記載されているデータベース情報をメモしておくためにこのファイルを開きます

必要となるのは次の4つの項目です。

● データベース名(Database)
● ユーザー名(User)
● パスワード(Password)
● ホスト名(Host)

これをどこかにメモしておきます。(エックスサーバーのファイルマネージャからwp-config.phpを開こうとすると自動的にPCにダウンロードされるのでこれを(7)のときに活用するのでもかまいません)

(3) wp-config.phpを削除

(2)で使った「wp-config.php」をサーバーから削除します。

なぜ削除しなければならないかというと、wp-config.phpがそのままだと(5)の複製ファイルの展開でエラーになってしまい先へ進めないからです。

削除の方法は以下のとおりです。

作業場所は引き続き「public_html」ディレクトリ内です。

「wp-config.php」にチェックをします。

そうしたらページ右上にある「ファイルの操作」の「ファイルの削除」ボタンで削除します。

(4) 複製ファイルをエックスサーバーにアップロード

次は(1)でダウンロードした複製ファイルをエックスサーバーにアップロードします。

作業場所は引き続き「public_html」ディレクトリ内です。

ページ右側にある「ファイルのアップロード」から、ダウンロードしておいた「installer.php」と.zip形式の複製ファイル本体を選択(①と②)して、「アップロード 」ボタンをクリック(③)

すると2つのファイルがアップロードされました。

(5) 複製ファイルを展開(解凍)

この時点では複製ファイル本体は.zip形式により圧縮された状態なのでこれを展開(解凍)してあげます。

まず先ほどアップロードしたばかりの「installer.php」にアクセスします。

アクセスの方法は次のURLをブラウザのアドレスバーに入力することでおこないます。

URLは次のとおり。

http://複製サイトで使うドメイン名/installer.php

「複製サイトで使うドメイン名」はご自分の場合に合わせて適宜変更してください。

私の場合は「bechilog.com」ですからURLは「http://bechilog.com/installer.php」となります。

このURLをブラウザのアドレスバーに入力してアクセスします。

現在ブラウザで開いているエックスサーバーのファイルマネージャのページはこのあとも使うのでそのままにしておき、ブラウザで新しいタブか新しいウィンドウを開いてそこにURLを入力してアクセスしましょう。

そうすると「Duplicator」のページが表示されます。

そのままページ下の「I have read and 〜」のチェックをして「Next」ボタンをクリック

次の画面が表示されたら展開は成功です。

(6) 複製ファイルをエックスサーバーから削除

(4)でアップロードして(5)で展開した複製ファイルを削除します。

複製ファイルを削除しないと複製作業を完了することができません

(3)でwp-config.phpを削除したのと同じ要領でinstaller.phpと複製ファイル本体の2つを削除しましょう。

(7) データベース情報を入力して複製完了

次は(2)でメモしておいたデータベースの情報を入力します。

入力場所は先ほど表示されたDuplicatorの「Step 2 of 4: Install Database」のページの「Setup」内にある「Host」「Database」「User」「Password」の4つです。

(2)でメモしておいたデータベースの情報を入力します(コピー&ペーストで入力したほうが間違うリスクが低減します)。

入力が終わったらページ下の「Next」ボタンをクリック

インストールしても大丈夫か? と訊かれるので「Yes」をクリック

設定が正しくおこなわれました。

このままページ下の「Next」ボタンをクリックすると複製が完了となります。

新しいドメイン名でアクセスしてみてください。サイトが正しく表示されていれば無事にすべて完了しました。

補足
なお、ここでのWordPressへのログインで使うユーザー名とパスワードは複製元サイトのものと同じものとなります。パスワードは後で簡単に変更できますが、ユーザー名の変更はデータベースに直接手を加える必要があります。

一部の画像ファイルが複製できていなかった

しかしどういうわけでしょう。

私のブログは画像ファイルの一部が正しく複製されなかったようです。

仕方がないので複製元のすべての画像ファイルを複製先に手動コピーして対応しました。

Contact Form 7の内容変更

問い合わせ用のWordPressプラグイン「Contact Form 7」をお使いの方も多いでしょう。

サイトを複製するとDuplicatorプラグインがサイトのほぼすべてのデータを旧ドメイン名から新ドメイン名に書き換えてくれます。

ところがContact Form 7に記載されているデータは書き換えられなかったようで、Contact Form 7を更新したらエラーが発生してしまいました。

WordPressの「お問い合わせ」-「コンタクトフォーム」からブログで使用しているコンタクトフォームの編集を選んで「メール」タブ内に書かれている内容を適切なものに変更しましょう。そうすればエラーが解消されます。

旧サイトから新サイトへのリダイレクト処理

長い長い複製作業が終わり一息つきたいとところですがまだ終わりではありません。

最後に旧(複製元)サイトから新(複製先)サイトへのリダイレクト処理をします。

エックスサーバーを使っている場合は、エックスサーバーのサーバーパネルの「サイト転送設定」で簡単にリダイレクト処理の設定ができます。

ところがこの設定だとリダイレクト元(旧サイト)のログイン画面(wp-login.php)や管理画面(wp-admin)に入ろうとするだけでもリダイレクトされてしまうため、旧サイトの管理画面にログインできなくなってしまいます

そのためWebサーバーを制御するための「.htaccess」ファイルに直接コードを追記します。

これにより旧サイトへアクセスしようとすると新サイトへリダイレクトするとともに、旧サイトの管理画面へもログインできるようになります。

.htaccessの内容を変更するためにまずはエックスサーバーのサーバーパネルにログインします。

次に「設定対象ドメイン」で旧サイトのドメインを選んで(①)「設定する」ボタンをクリック(②)(私の場合は「ingaooho-no-hate.com」が旧サイトのドメインです)

次に「ホームページ」から「.htaccess編集」をクリック(③)

そうすると「この機能は上級者向けの機能です。」と半ば脅しのようなメッセージが表示されますが意に介さずに「.htaccess編集」タブをクリック

入力項目に次のコードを追記します。上書きではなく追記なので間違えないようにしてください。

.htaccessに追記するコード
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^(.*)?wp-login\.php
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^(.*)?wp-admin
RewriteRule ^(.*)$ リダイレクト先のURL$1 [R=301,L]
</ifModule>

このコードの「リダイレクト先のURL」の部分はご自分の場合に合わせて適宜変更してください。私の場合は「https://bechilog.com/」となります。

追記をすると次のようになります。追記したら右下にある「.htaccessを編集する(確認)」ボタンをクリック

画面が切り替わったら入力内容を確認して「.htaccessを編集する(確定)」ボタンをクリックして作業終了です。(このボタンをクリックしないと内容が反映されないのでクリックしわすれないようにしましょう)

これで旧サイトへアクセスすると新サイトへリダイレクトされ、旧サイトの管理画面にログインしようとすると新サイトへはリダイレクトせずに旧サイトの管理画面にログインできるはずです。

おわりに

今回はドメイン変更に伴うブログの複製方法についてお送りしてまいりました。

実は私も複製を最後まで完了させるまでに何度か失敗をしました。複製元のブログまで表示がおかしくなって冷や汗が出ました。

よく調べないで自分の思うように作業してはいけませんね。勉強になりました。

だからあなたももしサイト複製をしたいのならば、正しい方法でおこなうようにしてくださいね。

それではまた!

私も利用させてもらっているエックスサーバーにはこちらから登録が可能です。
エックスサーバー

サイト引っ越しが完了した後に忘れずにやっておきたい諸々のこと(サーチコンソールとかアナリティクスとかアドンセンスとか…)サイト引っ越しが完了した後に忘れずにやっておきたい諸々のこと(サーチコンソールとかアナリティクスとかアドンセンスとか…)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください