おかげさまでこのブログの昼食抜きダイエットの記事がたくさんのアクセスをいただいております。

それだけ皆さんはダイエットに興味がある、ダイエットしたい! やせたい! とお考えということですね。
それにしてもダイエットの方法が“運動”ではなく“食事制限”なのはそれだけなるべくなら楽してやせたいという気持ちが強いのでしょう!
そんな私も、子どもが生まれる前までは夫婦でスポーツジムに通ったりして身体を動かす機会がそれなりにありましたが、子どもが生まれてからは運動らしい運動はできていません。
言い訳がましいので言い方を変えますが、運動はしていません!



運動をしないで普通の生活(だと自分では思っている)を続けていると、加齢によって基礎代謝が落ちてきているのもあってどんどん太ってしまうんですよね。
そこで私が取り入れるようになったのが『昼食抜きダイエット』というわけです。
ところがこの昼食抜きダイエット、効果があるのは私の身体で実証済みですが、実は落とし穴もあるダイエット法なんです。
「えっ!? ウソ!? ヤダ!? 落とし穴にはまりたくない!」と思う方も多いでしょう。
というわけで今回は、昼食抜きダイエットの落とし穴と昼食抜きダイエットを成功させるためにどうすればいいかをご紹介していきます。
目次
『ガッテン!』で学んだ食事間隔が空くことのリスク
「昼食抜きダイエットに落とし穴があるな〜」と私が思ったのは、NHKの人気生活番組『ガッテン!』(旧『ためしてガッテン』)のある回を見たからです。
ガッテン!のこの回のテーマは血糖値に関するものでした。サブタイトルは『心臓ケア&夜ぐっすりの新常識!血糖値のカギは「間食」にあり』。
参考 心臓ケア&夜ぐっすりの新常識!血糖値のカギは「間食」にアリNHK ガッテン!以前このブログでも血糖値についての記事を書かせてもらったこともあり、血糖値への興味と関心が高くなっていたので番組を見ることにしたのです。録画までして。



番組のメインテーマは私の予想に反して「低血糖」についてでした。
高血糖が身体に悪いのは多くの人が知るところですが、低血糖も心臓疾患や認知症につながる場合のある怖い症状とのこと。
健康診断では血糖値に問題がない健康体な人だけど、1日のうちに何度か低血糖(血糖値70mg/dL以下)になっている人がいる。こんな人は夜寝ていると頻繁に起きてしまったり(頻尿ではない)、最悪の場合は心臓の血管が破れたりして命の危険につながるのだそうです。怖いですね。
それにしても今はまだ健康体なのに低血糖になる人がなぜいるのか…? それは、彼らの食生活に問題があるからだとか。
その問題ある食生活とはドカ食い。
仕事で忙しかったりすると昼食を食べてから夕食を食べるまでの間隔が空きすぎてしまいます。そうすると夕食時には必然的にお腹が空きます。お腹が空けばたくさん食べたくなります。
これがいわゆるドカ食いです。
たくさん食べると血糖値が急上昇。血糖値が急上昇するとすい臓からインスリンが過剰に分泌されて今後は血糖値が急下降。そして低血糖に至るというわけ。
まとめるとこうなります。
↓
お腹が空くから食欲が湧く
↓
ドカ食いをしてしまう
↓
血糖値が急上昇する
↓
血糖値が急下降する
↓
低血糖に
ドカ食いはもちろんダイエットの大敵でもある
ここまでご覧いただけば想像がつくかと思いますが、今回のテーマである昼食抜きダイエットの落とし穴がここにあるんですね。
昼食を抜けば必然的に食事と食事(朝食と夕食)の間隔が大きく空きます。そうすると夕食時にドカ食いへと発展して高血糖状態〜低血糖状態におちいるというわけです。



血糖値への配慮は必要ですが、ドカ食いはもちろんダイエットの大敵。
せっかく昼食を抜いたのに夕食でドカ食いしてしまっては元も子もありません。
しかも、夜間の食事は昼間の食事と比べて摂取した食べ物が脂肪に代わりやすいので、元も子もないどころか逆に太ってしまいますよね。
夕食にドカ食いしないための対策
食事の間隔が空いてしまうとドカ食いになる可能性が高くなる。
それならどうしたらいいか? これがこの記事のもっとも大事なところになります。
よってここからはドカ食いしないための対応策を提案してまいります。
(1) ひたすらガマンする
昼食を抜くと夕食時には猛烈にお腹が空きます。でもダイエットのためと思ってひたすらガマンする。これが1つめの提案です。
どうです? ガマンはできそうですか?
ダイエットと血糖値のリスクを軽減するためと思えば容易いかもしれません。
しかしですね、1日や2日ならともかく、もしずっとガマンしつづけろと言われたらいかがでしょう。
ちょっと勘弁してほしいと思いますよね。
昼食抜きで夕食は普通の量という“習慣”が形成されている人ならば平気かもしれませんが、ずっと昼食を食べてきた人にとっては食事をガマンするのは苦痛なはず。
苦痛はストレスです。ストレスがかかれば習慣化する前に挫折するのが人間というもの。
だから自信があるならガマンしてもいいですが、そうでないのならガマンするのはやめておいたほうがいいかもしれません。
(2) 昼食抜きダイエットをやめる
2つ目の提案は昼食抜きダイエットをやめる。
しかしこれでは以前の記事も含めてこれまで言ってきたことをすべてを覆すことになります(笑)
せっかくはじめた昼食抜きダイエットだけど夕食のドカ食いが心配だからこれをやめてしまうのは、元の生活に完全に戻ることを意味しています。
しかし昼食を抜く自信がないのならこれもありでしょう。なんだかんだと言い訳して元に戻ってしまうのも人間です。
でも元に戻る場合でも、昼食は普通どおり食べるけど夕食はドカ食いしたくなることがありますからね。これには注意してください。こうなるとリバウンドへまっしぐらですから。
(3) 夕食前に空腹を感じたときに小腹を満たす
そして最後の提案です。
そういえばガッテン!でもこの対応策が示されていました。
その対応策とは間食をすることです。
「やせたいのに間食?」と思うかもしれませんね。でも小腹が空いたときに間食(おにぎり1個などの少量の炭水化物)を夕方くらいにとると空腹が一時的に満たされるので、夕食時には空腹感をそれほど感じずに済むためにドカ食いを防げるのだそう。
ちなみにこれは糖尿病患者も実践している「分食」という食べ方。分食をすることで血糖値の乱高下(血糖値スパイク)を防ぐことができるというわけ。
夕食でドカ食いしなければ脂肪として蓄積されるリスクも軽減します。だから分食はダイエットにも効果的な食べ方なのです。
私も実は「3時のおやつ」をいただいているので分食していることになります。だから夕食時に猛烈にお腹が空くなんてことにはあまりなりません。
だから私がやっていたことは理にかなっていたんですね。(ただ単に腹が減るのでお菓子が食べたくなるだけだけど…)
ただし、だからといって小腹を満たすために食べる間食でお腹いっぱいにするのはあたりまえですがいけませんよ。
まとめ
今回は昼食抜きダイエットの落とし穴についてお伝えしてきました。
まとめると…
● ドカ食いすると血糖値的にもダイエット的にも悪影響
● ドカ食いを防ぐには間食するのが効果的
● ダイエットの観点から間食は空腹感を防げて栄養価の高いものを
となります。
食事を抜くといっても闇雲にするのではなく、正しい知識をつけて身体に良い方法でおこないたいものです。そうすれば健康的にやせられますから。
あなたも身体に無理のない範囲で、ストレスなく楽しく、栄養もしっかり摂ってダイエットに励んでみてくださいね。
それではまた!


