このブログは今のところのアクセス数がひと月あたり10,000PVの弱小ブログです。
まだ記事数が130ほどしかないですし雑記ブログなので特定の記事がバズったりしない限りあまり多くのアクセスは望めません。
アクセス数を増やすべく記事作成に日夜がんばっているところではありますが、ある日そんな弱小ブログであるべちろぐに異変が訪れました。
どんな異変かというと、これまで300~400で推移していたPV(ページビュー)がなぜかある日突然半数以下になってしまったんです。
今回は、突然みまわれたアクセス激減という事件にどのように挑み、どのように解決したのか(おおげさ)をお送りしていきたいと思います。
私と同じようにブログ運営をされている方のお役に少しでも立てれば嬉しいです。
目次
アクセス数の激減はなにが原因なのか
まずはGoogleアナリティクスでこのブログのアクセス状況を詳しく確認してみました。
これによると「Organic Search」がまんべんなくどのページでも減少しています。
ちなみにOrganic SearchとはGoogleやYahoo!で検索した人が訪れてきてくれたときのアクセスのこと。俗に「検索流入」と呼ばれているやつです。
Organic Searchによるアクセス数が少なくなるのは大きく分けて次の2つの原因があります。
● 検索順位の変動
Googleによるペナルティが原因?
Googleによるペナルティは、著作権違反をしていたり、ブログの内容がへっぽこだったり、ブログに広告を貼りすぎているとあるそうです。
広告を貼りすぎってことはないと思うけど、へっぽこなのは心当たりがあるのでもしかしてこれが原因? でもそれじゃあそれまでのアクセス数はなんだったの? Google先生の独断と偏見でへっぽこ認定されたの? そんな殺生な、とはまず思いました。
でもGoogleによるペナルティがあるとGoogleのサーチコンソールのほうに警告がされるんだとか。
サーチコンソールにももちろん登録しているのでこれをチェックしてみましたが警告が来ている様子はまったくありません。
だからブログがペナルティを受けたわけではなさそうです。
検索順位の変動が原因?
ペナルティでないならもう1つの原因である検索順位の変動を疑ってみます。
でもこれも辻褄が合いません。
だって先ほどもチラッと触れましたが、Organic Searchでアクセス数が減少しているのは「まんべんなくどのページも」だから。
アクセス数の多かった特定のページだけのアクセス数が減少しているのなら検索順位の変動と言えます。
それなのに、このブログは雑記ブログだからいろいろなカテゴリの記事があるにも関わらず全体的にアクセス数が下がっている。
すべてのページの検索順位が変動したため、すべてのページのアクセス数が下がっている……なんてこともあり得ないわけではないでしょうが、可能性としては低いでしょう。
だから検索順位が変動が原因というわけでもなさそうです。
月が変わったから?年末だから?
ペナルティでもないし検索順位の変動でもない。そうなると他の理由ということ。
実は最初は、アクセス数が激減したのは月が変わったからかと思いました。
Googleの検索アルゴリズムが月が変わったに伴って変更があったのだろうかと思ったんですね。
でも検索アルゴリズムが大きく変わったなんて情報は見つかりません。
だからこの理由も違うなと。
それかちょうど12月になったからかとも思いました。
年末年始になるとブログやウェブサイトのアクセス数って、ジャンルにもよりますが減ることがあります。
アクセスって時期による人の動きに左右されますから。
でも年末年始とはいってもまだ12月になったばかりなのに、そんなにいきなり人の動きが変わるものかな? という疑念も抱きました。
だからこれも違うっぽい。
Googleのツールでアクセス激減の原因を調査
ペナルティでもないし検索順位の変動でもない。月が変わったからというわけでもなさそう。
それなのにOrganic Searchが激減しているのはなぜなんだ?
というわけでとりあえずGoogleのツールであるサーチコンソールとアナリティクスを調べてみることにしました。
サーチコンソールでクロール数をチェックしたら驚きの事実が
サーチコンソールではクロール数をチェックしてみることにしました。
クロールとは、Googleクローラーがウェブページを巡回して、そのウェブページのデータを反映してくれることをいいます。
Googleクローラーが巡回してくれるから私たちのブログやサイトは検索結果に表示されて、そこからユーザーさんが訪れることができるというわけです。
話を戻してクロール数のチェックをしたんでしたね。
そうしたら驚きのことが。
「1日あたりのクロールされたページ数」はここ1か月ほど少ないときは100未満、多いときは1200ほどで推移していました。
ところがアクセス数が激減しはじめた日の「1日あたりのクロールされたページ数」はなんと約3800。
普段の多いときと比べると3倍以上の多さです。
「これはおかしい」と咄嗟に思いましたね。そしてこれがアクセス数が激減した理由だろうとも。
Googleアナリティクスでも驚きの結果が
Googleアナリティクスでも異変が起きていないかを確認してみました。
すると、[集客]-[Search Console]内のすべてのページ(「ランディング ページ」「国」「デバイス」「検索クエリ」)で異変が起きていました。
アクセス数が激減した日からの「クリック数」がこれらすべてのページで0(ゼロ)になっていたんです。
それまではクリック数がそれなりにありましたが、清々しいほどに0でした。
原因判明|WordPressへのAMPプラグインの安易な導入がアクセス数激減の原因
ここまで来て「最近ブログになにか特別なことをしたっけかな」と思い返してみました。
そうしたらしていたんですね特別なことを。
それがAMPプラグインの導入でした。
「AMP」ってなに? って方のために説明をすると、
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、ひとことで言うならば「モバイルページを高速に表示させるための手法」のことです。
参考 【AMP】Googleが推進するAMPとは?概要と対応方法まとめDigitalMarketingblog
です。
モバイルページを高速に表示させることができるとブログやウェブサイトに訪れてくれる人のためになるよねってことで、GoogleとTwitterが協同して推進されている手法です。
私もGoogleアドセンスのページを見ていたらたまたま「ユーザビリティ向上のためにAMPプラグインを導入しようぜ!」みたいなGoogleからの最適化の提案があったので、「へぇ~そうなんだ」という軽い気持ちでAMPプラグインをWordPressにインストールしてみたのです。
しかしこの軽い気持ちがいけなかった……。
調べてみると、「AMPプラグインを導入したらアクセスが激減した!」という報告がたくさんありました。
どうやらAMPプラグインをWordPressにインストールして有効化するだけではダメみたいです。
なんでも、AMPプラグインをインストールしたらこれをGoogleアナリティクスへの関連づけ作業をしないとアクセスデータとして反映されないんだとか。
だからアクセス数が激減していたんですね。
おわりに|プラグインを導入するときは気をつけましょう
いくらGoogleが最適化案を出しているからとはいえ、プラグインを導入するときは細心の注意を払ってからにしたほうがいいですね。
そうしないと私のような困ったことが起きます。
ブログ運営をされている方は気をつけましょう。
なお、私が使わせてもらっているSANGOはもともと”速くて軽い”で評判のWordPressのテーマです。
だから今すぐにAMPプラグインを無理して導入しなくてもいいのかなとは思います。
そのため私はひとまずAMPプラグインを停止することで状況を見守ることにしました。
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