前回のオイル交換に引き続き、今回も自らの手で愛車のオイル交換をすることにしました。べっちーです。
今回の記事では、自らの手でおこなうオイル交換の仕方をご紹介していこうと思います。
車は持っているけれどオイル交換をしたことがないという方の参考になれば嬉しいです。
目次
エンジンオイルはネットのほうが安く買える
車に詳しい方ならセルフオイル交換なんて当たり前かもしれませんが、けっこう多くの人がカーディーラーやカー用品ショップなどでオイル交換をしてもらっているのではないでしょうか。
「オイル交換は人にやってもらうもの」
と何の疑いもなく思っている人もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしですね、車のエンジンオイルってネットで買う方が安いんですよ。オイル交換をショップで他の人にやってもらうと手数料だってかかりますからね。
べっちー
ということなら、私のように、お金は節約したいけど時間はまあまああるという方ならば、オイル交換を自分でやったほうが安上がりってことになりますよ。
車検や点検に出すとオイル交換をすすめられることが多い
ところで、私のところにも2年に一度の嫌な時期がまたやってきました。車を持っている方ならおわかりですね、そう、車検です。
車検の何が嫌かって? そりゃあもちろんお金がかなりかかるからです。車検は車の重量が重くなればなるほどかかる金額は大きくなっていくんですが、最軽量の軽自動車であっても車検費用は5万円以上もかかります。
これからも安全に愛車に乗るのと、支払う金額の多くが税金なので仕方ないのかもしれませんが、車検のたびに懐が寒くなるのも正直なところ。
私の場合、車検時期が1月なのでからだも懐も寒いんです(笑
車検の費用を支払うのは仕方がないとしても、あなたは車検や点検のときにお店の人にこんなことを言われたことがないでしょうか。
「オイルが古くなってますね。換えましょうか」
私もこう言われたことが何度もあります。だってオイル交換って自分でしたことはなかったから。
でも車検のときにオイル交換をすると、当然ですが車検費用とは別にオイル交換の費用がかかります。
でも車検費用がかなり高額のため、オイル交換で少しくらい支払総額が増えたとしても、大した痛手には思わないんですよねぇ。これが人間の心理です。
べっちー
だからつい、お店の人の言うがままにオイル交換を頼んでしまうんですよねえ。
だから少しでもお財布が軽くならないように、オイル交換を自分でやってみてはどうでしょうか。
さてさて、ここまで前置きが長くなってしまいましたが、次からはオイル交換の仕方を紹介していきますね。
オイル交換をするために用意しておくもの
オイル交換を自分でする前にまずさまざまなな道具類を準備しておきましょう。
- オイルチェンジャー
- ポイパック
- 軍手
- ポリ袋
- エンジンオイル
- オイルジョッキ
これらを一つずつ解説していきますね。
オイルチェンジャー
オイルチェンジャーは、古くなったエンジンオイルを排出するためのものです。
初めて自分でオイル交換をするときは事前に購入しておく必要がありますが、2回目以降の交換でも引き続き使うことができるので、数回使うだけでペイすることができます。
ポイパック
オイルチェンジャーで排出した古いエンジンオイルの処理箱がこのエーモンの「ポイパック」です。
箱の中には繊維状の吸収材が幾束にも重ね合わされています。排出してオイルチェンジャーに入れた古いオイルをこのポイパックにドボドボと入れて、ポイパックごとポリ袋に入れれば、古いオイルの処理を簡単に済ますことができるという代物です。
なお、ポイパックには2.5L、4.5L、6.5Lの3種類あるので、車のエンジンオイル容量よりも多い種類のものを選んでくださいね。
ちなみに私の車はスイフト・スポーツ(ZC31S)で、エンジンオイルの規定量は3.7L(オイルフィルター同時交換時3.9L)なので、今回も4.5Lのポイパックを選びました。
軍手
オイルなどの汚れモノを扱いますからね。車のエンジンルームだって汚いし、古いオイルはもっと汚いから手が汚れちゃいますよね。そのための軍手です。
ポリ袋
古いオイルが入ったポイパックの汚れやニオイが周囲に撒き散らないようにするためのポリ袋です。
自治体指定のポリ袋に入れておけば燃えるゴミの日にそのまま出すこともできます。
ただし、自治体によっては油のゴミをそのまま出すことができないところもあるので、捨てる前に自治体のウェブサイト等をチェックしてくださいね。
エンジンオイル
これがないとはじまりませんよねー、エンジンオイルです。
エンジンオイルは、ポイパックのところでも説明したように、車のエンジンオイル容量に合ったものを選んでください。
繰り返しになりますが、私の車のエンジンオイルの規定量は3.7L(オイルフィルター同時交換時3.9L)なので、今回も4Lのものを購入しました。
それと、初めて自分でオイル交換をするときに悩むのがエンジンオイルのグレードです。
でも、エンジンオイルの粘度(写真で「5W-30」とあるのが粘度です)や規格等を説明してしまうとひたすら長くなってしまうし、この記事の主旨とズレてしまうので今回は省略させていただきます。
オイルジョッキ
このオイルジョッキにエンジンオイルの缶からオイルを移します。そして、オイルジョッキで車に新しいエンジンオイルを入れます。
オイルジョッキはなくても別に構わないのですが、オイルジョッキの利点は、これでオイルの量を目視で調節できるところにあります。
私の車のエンジンオイルの規定量は3.7Lで、新しいエンジンオイルの量は4Lなので、300mLの余りが発生します。そのため缶から車にそのままオイルを入れると、規定量を超えてしまうおそれがあるんですよね。
オイルが規定量を超えてしまうと、再びオイルを抜かなければなず面倒ですよね。そこでオイルジョッキを使えば規定量を超える心配がなくなるというわけです。
それと、オイルジョッキのほうがノズルがある分、オイルを注入しやすいのも利点です。
オイル交換の方法
それではオイル交換をしていきましょう。
1.車を5~10分間暖気をする
まずはじめに車を5~10分ほど暖気(アイドリング)しておきましょう。
こうすることによってエンジンオイルの温度が上がって柔らかくなるので、古いオイルを排出しやすくなります。
しかし、オイルの温度が上がっており、肌に付着するとやけどのおそれがあるので、作業をするときは十分に気をつけてくださいね。
なお、エンジンを暖気するとエンジンオイルはエンジンのヘッド部分にまで回るので、オイルが下がるまでに時間がかかり、すべてのオイルを抜くまでに時間がかかってしまうみたいです。
だから暖気から1~2時間後にオイルを排出するのがもっとも良いみたいですね。
2.オイルチェンジャーをセットする
まずはオイルチェンジャーを箱から出し、付属のポンプの部品を合体します。
オイルチェンジャー本体からホース口のフタを取り外します。
オイルチェンジャー本体にポンプとホースを取り付けます。
これでセット完了です。
3.ボンネットを開ける
車のボンネットを開けましょう。
写真でエンジンにエンジンオイル挿入口とオイルゲージの持ち手を確認できますね。
4.オイルゲージを引き抜く
オイルゲージの持ち手を持って、オイルゲージを引き抜きましょう。
ためしにオイルゲージをティッシュペーパーで拭き取ってみました。時間が経って古くなっているので濃いこげ茶色になっていますね。
5.オイルチェンジャーで古いエンジンオイルを排出する
オイルチェンジャーのホースの先を、先ほど引き抜いたオイルゲージの穴に入れましょう。
ホースの先が下まで到達したら、オイルチェンジャーのポンプをピストンさせてオイルを排出させます。
時間が経って排出する力が弱まっているようならポンプを再びピストンして圧力を高めて排出してください。
オイルはほとんどの量を簡単に抜くことができますが、暖気直後でオイルが下に降りきっていないためか、最後まで抜ききるまでに時間がかかってしまいました。
よって、ピストン→5分待機→ピストン→5分待機→・・・を何度か繰り返すことでほとんどのオイルを抜くことに成功しました。
べっちー
次は電動式のオイルチャンジャーの使用を検討したいと思います。
6.新しいオイルを入れる
用意しておいた新しいオイルをエンジンルームのオイル注入口から注入します。
先ほどお話したとおり、オイルはオイルジョッキに入れてから注入します。
べっちー
まずは車のエンジンオイルの規定量のオイルをオイルジョッキに入れます。私の車の規定量は3.7Lなので、この量を入れます。
そうしたら、オイルジョッキのオイルを車の注入口から注入します。
べっちー
7.オイルゲージで適量のオイルが注入されたかを確認
抜いておいたオイルゲージを挿入口から最後まで挿し込みます。そうしたらすぐにオイルゲージをもう一度抜き出します。
そして適量のオイルが注入されたかを確認しましょう。
確認の仕方は、オイルゲージの先っぽを見ます。
私の車のオイルゲージの場合は、ちょっとわかりにくいですが写真のようにオイルゲージの先のほうに二つの小さな穴があるので、オイル濡れの途切れた箇所が、二つの穴の間のどこかにあれば適量が注入されたということになります。
オイル濡れの途切れた箇所がオイルゲージの穴よりも先っぽ側にあるならばオイルが少なすぎ、またはこれが穴よりも持ち手側にあるならばオイルが多すぎ、ということになります。
少なすぎるならばオイルを追加して注入するだけで済みますが、多すぎると再びオイルを抜き出さなければならなくなるので、適量を入れるように気をつけましょう。
適量を入れられたら、オイルゲージを元の場所に挿し込み、注入口のフタをしめて、ボンネットもしめちゃいましょう。
8.オイルチェンジャーの古いオイルをポイパックに流し込む
ここからは古いオイルの後始末と後片付けです。
まずオイルチェンジャーからポンプとホースを外し、排出用のノズルを新たに装着します。
ポイパックを開封し、指示通り組立てます。
それから、汚れを最小限にとどめるためにポイパックをポリ袋の中に入れちゃいましょう。
そして、オイルチェンジャーの中の古いオイルをポイパックの中に流し込みます。
べっちー
9.オイルジョッキと缶の中の余りのオイルもポイパックに流し込む
オイルジョッキ内にもしオイルが余っているならこれと、オイル缶の中の余ったオイルもポイパックに流し込みましょう。
べっちー
10.後片付け
オイルで汚れたところを拭き取ったり、オイルチェンジャーを箱に戻したりして後片付けをしたら完了です。
終わりに
オイルチェンジャーとオイルジョッキは初期費用がかかってしいますが、2回ほど自分でオイル交換をすれば元は取れてしまいます。
それと、自分でオイル交換をすると自分の車に愛着がさらに湧いてきますから、これからも大事に乗ろうと思えるところもちょっとしたメリットですね。
でも実を言うと、この次の車検までには車を乗り換えたいと思ってるんですよね。家族が増えたことや、次回にはタイヤ交換も必要だと思うので。
それでもあと2年ほどは愛着のある今の車に引き続き乗り続けたいと思います。
あなたもオイル交換をやったことがないのであれば、意外と簡単にできてしまうので、ぜひ自分の手でオイル交換をしてみてください。あんがい楽しいと思えるかもしれませんよ。
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