『ザ・ウォーキング・デッド シーズン8』の第2話のレビュー記事をお送りしてまいります。
ちなみに、話の筋を追ったところで他のレビューと似たような感じになってしまって面白くないので、私の印象に残ったところだけをかいつまんでお話していきます。
そのため、かなりの独断と偏見なレビューだということをご了承ください。
目次
回想シーンかと思ったらそうではなかった
さて、第1話を観終わった後に、きっと第2話以降は回想シーンだろうと予想を立てていましたが、これが見事に覆されました。
視聴者の期待どおりに物語は未来へ向けて進んで行きます。
チープな銃撃シーン
しかし、第2話は物語の内容がほとんどがドンパチシーンで、ドラマ性があまりないのが残念でした。
その上このドンパチシーンもなんだかとてもチープ。やればやるほど粗が見えてきて、これまでの良作ドラマとして積み上げてきた貯金をこのチープさがどんどん喰い潰してしまっているように感じがしてしまいます。
前回も指摘したんですが、敵と味方を含めた戦闘エリアがなぜあんなに狭いんでしょうか? 敵と味方があんなに近距離だと狙って撃てば当たりそうなものだけどなかなか当たらないのが不思議。全員で制圧射撃をしていて当たったらラッキーくらいに思ってるのでしょうか? 誰か狙って撃つ人はいないのかな?
それと誰もライフルの弾のリロードをしないんですよね。彼らが持っている銃器には弾が無限に詰まってるんですかね? もともと物資は少ないはずなのに、なんであんなにずっと撃っていられるんでしょうか。
モーガン強すぎ
それとモーガン強すぎです。『王国』の少年ベンジャミンが殺されてしまったときにモーガンはスーパーサイヤ人にでも覚醒したのかな? と思っちゃうくらいの豹変ぶりです。
あんなに大事にしていた “棒” だって森の中に置いてきちゃうほど、今回は銃器に頼るモーガンです。
それと、ハンドガン2丁だけで敵をバッタバッタと倒していく様子はさすがに出来すぎです。
アジトに侵入する前にモーガンは味方に「I don’t die.」と言って、日本語に訳すと「俺は死なない」くらいでいいのではと思いましたが、日本語字幕では「俺は不死身だ」。
ちょっと盛り過ぎじゃないの? とそのときは思ったけど、このような無敵の戦いぶりを見せ付けられては “不死身” で確かにふさわしいのかもと思いました。笑
そのくらいモーガン強すぎです。
タラとジーザスの間でゴタゴタ
救世主のアジトにモーガンらと共に侵入したタラとジーザスたち。
タラは救世主の人間を見つけ次第抹殺したいと思っていますが、一方のジーザスはそしてそれを良しと思っていません。意見の違いのために2人の間で言い争いに発展します。
それぞれの想いってのはそりゃぁもちろんあると思うんですけど、観てるほうからしたら敵を皆殺しにするのか、それとも捕虜にするのか事前に決めておいてくれよ、と思っちゃうんですよね。
こういうことを決めておかないから、事が起こってから決めようとして内輪もめとかを始めたりして味方がピンチになるんだよ! といつもながらに思ってしまいます。笑
赤ん坊がいるのを知って戦意喪失のリック
救世主の別のアジトにダリルらとともに侵入するリックですが、ダリルらと別れて単独行動を取るところからして何かのフラグが立ってしまっています。何か良くないことが起こるだろうなってね。
そんなリックは救世主の男と格闘の上、なんとか彼を倒すことができたんですが、隣りの部屋に入ったときにリックはあるものを見つけて愕然としてしまいます。
武器が隠されていると期待していたその部屋には、ベビーベッドで眠っている一人の赤ん坊を見つけたらからです。
さっき殺した男はこの子の父親なのか? と思い呆然とするリック。
自分のやっていることは果たして正しいことなのか? ちょうど目の前にあった鏡に映った自分の顔を見てリックは自問自答しているかのようでした。
赤ちゃんが出てきてヒヤヒヤもの
しかしながらリックの気持ちもわかります。まさか赤ちゃんがいるなんて思っていませんでしたもの。
これまでは救世主側に小さな子どもが登場することは一切ありませんでした。アメリカの映画やドラマの事情は私にはわかりませんが、悪者側には小さな子どもを登場させてはならないという規制でも設けられているのかと私は思っていたくらいですから。
だからといっても、救世主だってあんなに大所帯です。だから小さな子どもがまるっきりいないというのは不自然。小さな子どもはどこかにもちろんいたのでしょうが、さすがにニーガンの “アイロンの刑” の場所などに小さな子どもをいさせるのは倫理上良くなさそうというのは理解できます。
それにしてもリックもそうですけど、私にも幼い子どもがいるので、赤ちゃんとか小さい子が出てくるとねぇ、たとえドラマでも胸が苦しくなってきます。
モラレスって誰だっけ?
そんなわけで救世主に捕まってしまいそうなリックです。まぁこれは予告編動画を見ている人ならばなんとなく想像ができてしまうんですけどね。リックは捕まってしまうんだろうなって・・・。
ところでそのリックを捕らえた人がモラレスという人でした。リックもモラレスもなぜかお互いのことを知っているようです。
それもそのはず、モラレスはシーズン1に登場し、リックたちと協力関係を築いていたうちの一人だったのですから。
このときはリックたちはまだこの世の人だったローリ、シェーン、グレン、デール、アンドレア、T-ドックなどと一緒にキャンプをしていて、モラレスとその家族(妻、娘、息子)もこの一員だったんですね。いやぁ懐かしい。
しかし私はこのモラレスという人のことをまったく覚えていませんでした。調べてみるとモラレスは、シーズン1の4話分にしか登場していないんだから覚えていないのも無理はありません。
覚えてないのも無理はないのに「あんたの名前はたしかモラレス」ってリックはよく覚えてましたね。「あんた誰だっけ?」ってなりそうなものですけど。笑
終わりに
ドンパチシーンばかりの第2話のレビューをお送りしてまいりました。
私がこのあと気になることといえば、一人で行動しているダリルは何してるのだろう? あとニーガンは何してんの? ってことくらいでしょうか。笑
それでは第3話を楽しみにしていましょう!
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