【ネタバレ】ウォーキング・デッド S8 #3 レビュー|正義なんてもともと歪んでいる

注意
この記事にはネタバレが含まれいます。ドラマをご覧になっていない方は元のページに戻るか、注意してお読みください。

『ザ・ウォーキング・デッド シーズン8』の第3話が配信され、私はいつものように Hulu の見逃し配信を鑑賞しました。

というわけで早速、第3話のレビューに行ってみましょう。

敵が投稿してきたらいったいどうする?

前回の第2話のレビューでも指摘しましたが、計画を実行に移したまでは良いものの、もし捕虜を確保したらどうする? とか、敵が投降してきたらどうする? とかを仲間内でなんで決めておかなかったの? ってもうそればっかり考えてしまいます。

以前のように、あてのない旅をしていて、突発的な出来事の延長で仲間同士でいがみ合ったりするのはわかるのですが、今回の救世主掃討作戦は、おそらくですが仲間同士で練りに練った周到ものなんだと思うんですよね。

それなのに敵の投降や捕虜の問題が発生して、仲間同士で右往左往しているのを見て「なんでこうなった?」と思ってしまうわけです。

モーガンがどこかやっぱりおかしい

前回はタラとジーザスが口喧嘩。

今回はモーガンとジーザスがいがみ合いからのバトル。

それはそうと、シーズン7で “王国” の少年・ベンジャミンが殺されたことをきっかけにモーガンが心替わりをしたんですけど、それにしてもモーガンの心替わりの振り幅が大きすぎ!

以前はあんなに「人間は殺しちゃなんねぇ。話せばわかる」とラブ&ピースの博愛主義だったのに、心替わりをしてからは180度くらい言ってることとやっていることが変わっちゃいました。

前回も敵のアジトで敵の奴らをバッタバッタと撃ち殺していましたし。

とはいえモーガンにはどこか精神に異常をきたしているような素振りが見受けられます。自分で自分が何を言っていて、何をやっているのかわかっていない。そんな状態です。挙げ句の果てにパーティーから抜けて単独行動を始めます。

きっと今のモーガンに必要なのはライフルや愛用の棒ではなく、カウンセラーなのでしょう。

マギーに決断を委ねようとするジーザス

そのモーガンが持っていた博愛主義を、今度はヒルトップのジーザスが引き続きます。いや、ジーザスはもともと博愛主義だったっけ。

ジーザスは、投降してきた無抵抗な敵は殺しちゃあかん、と思っていて、捕虜をどうするかマギーに決断を委ねようと言っています。

自分で決めずにマギーに決めさせようって、ある意味無責任な考えですね(笑

でも、マギーに決断を委ねようと思っているのはジーザスだけではなく、タラとモーガン以外の仲間たちはみんなそう思っているような様子です。

それはそれでどうなの? って感じですけど多くの仲間がモブキャラですからね。モブキャラに独自の考えとかあっちゃならんのです(笑

救世主の捕虜たちをヒルトップに入れることを許可するマギー

かなりの人数がいる捕虜を紐で繋いで、マギーのいるヒルトップまで連行するのはけっこう大変そうです。

案の定、途中でゾンビ(ウォーカー)があらわれます。坂道をゴロゴロと転がり降りてくるゾンビの姿は微笑ましいものがありました。

ゾンビを撃退したあとようやくヒルトップに到着。それにしてもヒルトップって歩いて行けるほどの距離にあるんですね。近いなぁ、歩いて行けるくらいなんだから10キロもないと思う(笑

そんでもってマギーとご対面。先着していたグレゴリーには捕虜を中に入れんな! と文句を言われ、マギーだって面食らっていて「(ヒルトップ内には)家族や子供たちがいる」と言って一時は拒絶の意思を示すわけです。

ジーザスはモーガンとバトルをする前に「何か道を見つける。マギーが道を見つける」なんて言っておいて、そのマギーには「すべてが終わるまで監視つきでトレーラーに(捕虜を)拘置する」って、ジーザスさん、それ二枚舌じゃないすか・・・。

そして結局は捕虜を中に入れることを許可するマギー。あーあ、どうなっても知らないよ・・・。

グレゴリーもヒルトップ内に入れちゃうマギー

話は前後しますが、一時はニーガンのところに身を寄せながらも、形勢が不利になったため御身大事なヒルトップの元リーダー・グレゴリーは、どの面下げて来たかはわかりませんが、ノコノコとヒルトップに戻ってきちゃいました。

ヒルトップの門を挟んでグレゴリーと今はヒルトップの実質的なリーダーであるマギーが対話をしますが、マギーは結局グレゴリーを許しちゃうんですね。「殺す価値もない」とか言って。

グレゴリーや捕虜たちをヒルトップに入れちゃうし、マギー大丈夫かな・・・。

リックとダリルの間にも何かありそうな予感

さてこちらにもひと悶着ありそうな気配のあるペアが。

リックとダリルです。

この二人はまだいがみ合うまではいっていませんが、ダリルが問答無用に敵を殺してしまうことにリックが驚愕の表情を浮かべていることから次回以降にひと悶着ありそうな予感がします。

モラレスっていったい何だったの?

ところで前回はリックがモラレスという男に銃を突き付けられるところで終わったので、リックは捕まるのだろうなと予想したんですけど見事に外れましたこの予想。

それはいいとして、前回もお話したんですがこのモラレスってシーズン1にちょっとだけ登場したリックと顔なじみの男だったんですね。

シーズン1のときモラレスは奥さんと娘と息子の家族と一緒だったんですけど、ニーガンと出会う前に全員を亡くしてしまった可哀想な人です。

自暴自棄になっていたところを救世主に拾ってもらって今では “ニーガン” として働いているんだとか。

7シーズンぶりに登場するほどなので、このあとモラレスと絡めたドラマがあるのではと思いましたよ。でもモラレスはリックを救出に来たダリルにあっさりと殺されちゃいました。

えっ!?

びっくりですよ。7シーズンぶりに登場したのはいったい何の意味があったんだろうってものすごく疑問に思っちゃいました。

モラレスに「おれもあんた(リック)も変わってしまった」ということを言わせたかっただけ?

“聖域” はいったいどうなってる?

ところで、第1話にゾンビに襲わせた救世主の本拠地 “聖域” はその後どうなっているんでしょうか。

第3話の時点で3つのパーティー(タラ・モーガン・ジーザスら、リック・ダリル・アーロンら、エゼキエル・キャロルら)に分かれて行動しているのですが、第2話以降はすべて救世主のサブアジトを攻めるだけで “聖域” はなぜかほったらかし

ほったらかしにしているおかげでニーガン、サイモン、ギャビン、ドワイト、ユージーンらが第2話以降は出てきていません。逃げそびれてしまった仲間のゲイブリエルもついでに出てきません。

それにしても、“聖域” をゾンビに襲わせたからといってなぜにこうも長らくほったらかしにできるもんだと思うんですけどね。監視役とか用意してないのかな?

歪んだ正義?

この第3話のサブタイトルは日本版では『歪んだ正義』となっているんですけど、ウォーキング・デッドのような終末の世界では、正義というものの価値観は大きく変わっていて、変わらざるを得ないだろうというのが私の意見です。

だって、自分だけが既存の価値観を持ち続けるとしても、他の人もそうとは限らないですからね。

警察や法律が機能しなくなった無法地帯では、他人の物を奪ったり、他人を騙したり、他人を傷つけることを厭(いと)わない人がだんだんと増えていくでしょうから、こいつらから己の身を守るためには己の価値観も変えざるを得なくなってしまうでしょう。

正義の定義すら何がなんだかわからなくなるはずです。

そこらへんの心の葛藤をこのドラマでは描きたいのでしょうが、現実の価値観とすり合わせて主人公たちに、多くの人が思っている “正義” とやらの行動を取らせなければいけないのは、制作する側は大変だろうなあと思いますねぇ。

それとともに「正義とは何か?」ってことが、リックたちを通して私たちにも訴えかけられているのかもしれませんね。

終わりに

さて、この作品のテーマがわかりましたが、それでも私にとってこのシーズン8はツッコミどころ満載な作品となっております(笑

第4話もどんな “ツッコミどころ” があるのか楽しみにしておきましょう。

それでは次回もまた!

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