2017年10月23日からシーズン8が開始となる『ザ・ウォーキング・デッド』ですが、今回のシーズン8がファイナルシーズンだという噂が一部で上がっていますね。
とはいえ私は原作コミックは読んでいないし、ネタバレサイトなども見ていないので実際のところはどうなのかは知りません。
出演者の誰かがシーズン8がファイナルであることをSNSで言及したという噂も耳にしましたが、シーズン8の放送開始直前の今となっては詳しく調べようという気にもならないので、あなたがももし真相を知りたいのならばこのページではお役には立てないことをお許しください。
というわけで本ページではネタバレ無し、私の独断と偏見でウォーキング・デッド シーズン8について言及してみたいと思いますm(_ _)m
目次
シーズン8でファイナルで構わないと思っている
私はこれまであなたと同じようにシーズン1からシーズン7までずっと観続けてきたうちの一人です。
放送が7年にも及ぶと、リックたちが劇中で「自分たちは家族だ」と語るのに呼応して、私たち視聴者もそれぞれのキャラクターに愛着や思い入れが色濃くなってくるものですね。(私なんかは悪党のニーガンが最近の一番のお気に入り)
こんな理由で、彼らの活躍や苦悩する様子を私もずっと見ていたいとは思うのですが、一方、そろそろドラマを終わらせてもいいのではとも思ってるんですよね。
それには次のような私なりに考えた理由があります。
- 【理由1】ゾンビが弱くなった
- 【理由2】人間対人間の争いがドラマがメインになった
- 【理由3】これ以上続けてもストーリーが陳腐になりそう
一つずつ詳しく解説していきましょう。
ウォーキング・デッドを終了させてもいいと思う理由
【理由1】ゾンビが弱くなった
シーズンの最初の頃に人間が初めて目にするゾンビ(リックたちはゾンビのことを “ウォーカー” と呼んでいます)はそれはそれはおどろおどろしい存在でした。奴らは問答無用で人間に襲いかかり、噛み付いて喰らおうとしてきます。
そんなゾンビに対して人間なら致命傷になるような傷を与えても、それでも起き上がってくるような厄介な奴らです。
噛みつかれたら最後、自分もゾンビとなってしまう “ゾンビスイッチ” 的な役割も担っていて、このドラマにはなくてはならないギミックとなっています。
ところがゾンビの弱点が頭部だとわかると、知恵のある人間にはそのうち簡単に対処されてしまいます。
シーズン7ともなると若い女性の細腕でもナイフ1本で数体のゾンビを無双できるほどになってきてしまいました。
だから「ゾンビが弱くなった」というより「人間が強くなった」のでゾンビが相対的に弱くなり、敵とはみなせなくなってきて、ゾンビが人間に圧倒的な恐怖を与える存在ではなくなってしまったんですね。
こうなってしまうとドラマにおけるゾンビの存在感がどんどん薄れてきてしまいました。
【理由2】人間対人間のドラマがメインになった
ドラマにおいてゾンビの存在感が薄れてきたのなら、ドラマを盛り上げるためはいったい何が必要になるでしょうか。
そう、人間と人間の争いです。
ゾンビがはびこる世界での生活に次第に慣れてきた人々は次第に群れをなしてコミュニティを形成していきます。
そしてコミュニティはあちこちに形成されて自然にコミュニティ同士の接触も生まれます。
中には話のわかる平和的なコミュニティがあります。エゼキエル王が率いる『王国(キングダム)』やジーザスのいる『ヒルトップ』などがまさにそんな感じ。
『アレクサンドリア』のリックたちは彼らとだけ繋がりを持ち生活していければ順風満帆な未来が待っていそうですが、ドラマの構成上、そんな平和的な絵面を延々と視聴者に見せたところで喜ばれはしないため、そうするとなんらかの事件が必要となります。
その事件を引き起こすコミュニティがニーガン率いる『救世主』だったり、途中からあらわれる『清掃人』だったりします。
彼らとの確執が繰り広げられる中で大規模な戦闘が行われるのですが、でもこれって、なんだか文明が生まれる以前の太古の時代の部族間の争いに見えてきてしまうんですよね。
現代の知恵を現代のライフルやハンドガンを手にした現代人が部族間の争いをしたらこうなりますよ、というシミュレーションみたいな感じです。
これはこれで面白いんですけどね、ふと我に返ってみると、『ウォーキング・デッド』としてこれでいいのか? と思ってしまうんです。
【理由3】これ以上続けてもストーリーが陳腐になりそう
シーズン8ではおそらくニーガンとの決着がつくのでしょう。そして味方にも傷ついたり、中には死んでしまう人が出てきてしまうでしょう。
それはそれでいいとして、ニーガンを倒したらその先どうすんの? ってことになります。
ここで私たち視聴者が「そうきたか!」とビックリするような展開が待っているのなら嬉しいのですが、ゾンビが弱くなった今、ニーガンに代わる新たな強敵みたいな奴があらわれたらガッカリしますねきっと。
ドラゴンボールでいうところのピッコロを倒したらベジータ、ベジータを倒したらフリーザ、フリーザを倒したら人造人間・・・みたいな “強さのインフレ” 状態にウォーキング・デッドが陥ったら、人気ドラマとしての立つ瀬がなくなってしまうでしょう。
まあ、制作している国が違うからそんなことはないとは思いますが、どちらにしろこれ以上続けても尻つぼみで陳腐なストーリーとなる可能性が潜んでいます。
ドラマの晩節を汚す前に綺麗に終わらるのも手ではないかなと思うんですよね。
おわりに
というわけで以上がウォーキング・デッドをそろそろ終わらせていいのではないかという私なりの理由を述べてみました。
いつまでも続いて欲しいと思っているファンもいるとは思いますが、おもしろさを維持するのはなかなか大変なことと思います。
なお、シーズン8の予告動画がすでに公開されていて、この動画の最後に老人になりベッドに横たわるリックの姿が映し出されます。
このことから “夢オチ” はまさかないにしても、物語の終了が真実味を帯びてきています。
しかしとりあえずは物語の締めくくりのことはさておき、シーズン8のメインのストーリーであるニーガンとの決着がどのようにつくのか、これを楽しみにシーズン8を観賞したいと思います!
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