そもそも「有酸素運動」っていったい何?ダイエット以外の素晴らしい効果もてんこ盛り

そもそも「有酸素運動」っていったい何?ダイエット以外の素晴らしい効果もてんこ盛り

そもそも論として、

「有酸素運動っていったい何?」

って思いませんか?

このブログでは最近、主にダイエットをテーマにした記事を立て続けにお送りしていますが、『ダイエット』と耳にすると二言目には『有酸素運動』と出て来るくらい、有酸素運動はダイエットとは切っても切れない運動です。

「でも有酸素運動のことをよく知らない!」

と思ってしまったんですよね。

私としても知らないのでは困るので、今回は有酸素運動についてのお話をしていこうと思います。

有酸素運動の特徴

あなたは有酸素運動と聞いて、いったいどういった運動のことを思い浮かべますか? ちょっと思い浮かべてみてください。

有酸素運動には次のような運動がありますよね。

有酸素運動の代表例
● ウォーキング(速歩)
● ジョギング(軽いランニング)
● サイクリング(自転車漕ぎ)
● スイミング(水泳)
● クロスカントリースキー
● エアロビクス
● STEPエクササイズ(踏み台昇降)
など
memo
有酸素運動を英訳すると「aerobic execise(エアロビック・エクササイズ)」なので、日本語のエアロビクスは広義では有酸素運動という意味となります。

これらの運動の共通点で有酸素運動の特徴は、軽度~中度の負荷で長時間継続できること。

長時間の継続ができないような高負荷な運動は有酸素運動ではなく無酸素運動です。

有酸素運動の例として挙げた上記の運動も、ジョギングのスピードをアップするなどして負荷を高めれば無酸素運動に切り替わってしまいます。

有酸素運動にはなぜ「酸素」という言葉が付く?

そもそもなぜ「有“酸素”運動」「無“酸素”運動」と酸素という言葉が付いているのでしょうか。

それは次の理由からです。

食事を摂ると、食べ物の中に含まれる糖質(グリコーゲン)が主に肝臓と骨格筋に貯蔵されます。肝臓と骨格筋で貯蔵しきれなかったグリコーゲンは中性脂肪として脂肪細胞内に貯蔵されます。

運動をするとまず肝臓と骨格筋に貯蔵していたグリコーゲンからATP(アデノシン三リン酸)が生成され、このATPが運動の際の筋収縮のエネルギー源となります。

しかし貯蔵されているグリコーゲン量には限界がある。運動を長い時間しているとグリコーゲンが足りなってしまうのです。エネルギー源がなければカラダを動かすことすらままならなくなってしまいます。

ところが人のカラダはうまくできているものです。グリコーゲンが足りなくなると、他の組織をエネルギー源にしてATPが生成されるのです。

グリコーゲンが足りなくなると「あとは任せた」とばかりにバトンを渡されるが……

グリコーゲンから脂肪にバトンタッチ

そう、体内脂質(体脂肪と血液中の中性脂肪)です!!

運動を続けていてグリコーゲンが足りなくなると、運動のエネルギー源として体内脂質を材料としたATPが産生されるようになるというわけ。

ここまで来て、

「おい、酸素はどうした?」

と指摘されそうですが、有酸素運動をしているときは糖質または脂質からATPを生成する際に酸素が消費されているんです。

よって有酸素運動は、エネルギー生成の際に酸素が消費される運動だから「有酸素運動」と呼ばれているんですね。

一方の無酸素運動では、エネルギー生成の際に酸素は消費されないので「無酸素運動」と呼ばれています。

「有酸素運動では呼吸していて、無酸素運動では呼吸を止めるから」

というわけではないのでお間違えのないよう…。個人的には有酸素運動は「要酸素運動」、無酸素運動は「不要酸素運動」と名称を変えたほうがよりわかりやすいのではないかと思いますがこれは蛇足ですね。

「痩せる」以外の有酸素運動の効果

「有酸素運動がダイエットに良い」と言われているのは、エネルギーを生み出すために体脂肪と血液中の中性脂肪が消費されるからです。

脂肪が消費されれば体脂肪量や体脂肪率が低下し、結果的に痩せられるというわけです。

「痩せたいから有酸素運動をする」という人がもっとも多いと思いますが、有酸素運動は痩せる以外の次のような効果もあります。

これらを知って、有酸素運動をする気になりましょう(笑)

ダイエット先生

Let’s 有酸素運動!!

心肺機能の向上

有酸素運動は心肺機能が向上する

高負荷な無酸素運動ほどではありませんが、軽度~中度の負荷がある有酸素運動でも心肺機能が高まります

心肺機能が高まると、心臓と肺の血管の働きが向上し、持久力が高まります

ただし心肺機能が向上すると、「持久力が高まる=省エネな身体になる」ということなので、運動の際のエネルギー消費量が少なくなるとともに痩せにくくなるという、ダイエットからの視点だとあまり嬉しくない作用がもたらされてしまいます。

しかし、健康の視点から見ると心肺機能の向上は持久力の向上やスタミナアップにつながること。だから「痩せたいだけだから心肺機能は低いほうがいい」という考えは持たないほうが賢明かもしれません。

冠動脈疾患のリスク低減

高血圧症や血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの過多は、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを高めてしまします。

有酸素運動には安静時の血圧を低下させたり、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させるという作用があります

日本人の死亡原因の第2位が心疾患、第3位が脳血管疾患なので、これらのリスクを低減させるためにも有酸素運動は有効なのですね。

がんのリスク低減

がん(悪性新生物)は日本人の死亡原因の第1位です。

運動などにより身体活動が多いほどがん(特に大腸がんと乳がん)の発生リスクが低くなるといわれています。

逆に肥満はがんの発生リスクを高めます。そのため日常的に有酸素運動をして、自分の理想の身体を目指すとともにがんの発生リスクを低くしておきたいものです。

メンタルヘルスの改善

「諦める」ことと「執着を手放す」ことは同じ。執着を手放してよりよい人生を送ろう

なにかとストレスが多い現代社会。溜まったストレスをそのままにしておくと、上記で挙げた心疾患、脳血管疾患、がんをはじめとしたさまざまな疾患につながってしまいます。

ストレスが溜まると身体的症状だけでなく、抑うつ感や焦燥感や不安などの精神的症状のリスクも高まります。

適度な運動をすると気分転換になり、ストレスの解消につながります

運動することで物の見方がポジティブになったり、前向きな考え方ができるようになるそうですよ。

たしかに私も、運動をまったくしていない時期は気分が鬱々としがちでしたが、ダイエットのために自宅で有酸素運動をするようになってからはネガティブなことを考える機会が減って、前向きになってきたような気がします。

脳の活性化

運動をすれば血流が良くなります。血流が良くなれば脳への酸素供給量も増えます。

脳への酸素供給量増加は脳の活性化につながります。

そうすると、

● 記憶力の向上
● 発想力の向上
● 集中力の向上
● 認知機能の改善(認知症の予防)
など

脳が活性化すると思考力全般に良い影響がもたらされます。

勉強や仕事などで結果を出したいならば、じっとしてもんもんと考えるよりも有酸素運動で脳を活性化させるのがいいのかもしれません。

おわりに:運動するかしないかは人生の一大事

今回は、なんとなく知っているけど実はよく知らない……そんな有酸素運動についてお話してきました。

理屈を知っていればダイエットの成功率がグッと高まります

しかも痩せる以外の効果があるなんて素晴らしいじゃないですか。

運動するしないの決断は、あなたのこれからの人生を左右する大事なこと。見た目を良くするのはもちろん、健康で長生きしたいならば今日からすぐに有酸素運動を始めましょう!